山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

出羽地区文化祭ふれあいコンサート

2019-10-26 21:58:13 | 演奏活動
 いつも山形Qが練習場としてお世話になっている出羽コミュニティセンターは、山形市の北、天童市の手前にあります。田んぼや畑に囲まれた、のどかなところなのです。

 私が育ったような東京の感覚では、「住区センター」と言いましたが、誰のためにあるのか、何をやっているのかわからない、馴染みのないものでした。

 しかしここ、出羽地区は違います。ひとたび「文化祭」をやれば、地域住民が、老若男女たくさん集まるのです。それはもう、この地区に、こんなにたくさんの人がいたのだということに驚くほど。

 まさに、しっかりとした「コミュニティ」が存在する。この現代において、素晴らしいことです。

 そんなコミュニティのセンターに、年中お世話になっている私たち。平日の昼間にフラフラと集まる怪しげなおじさんたち。明らかに「堅気」に見えないのは変えようがないとしても、何か、恩返しをしなくては。


 ということで昨日の文化祭では、男三人で演奏してきました。Vc茂木の親しみやすい解説を交えて50分のコンサート。

 クラシックから馴染みのある日本の曲まで、山形Qの三重奏オリジナル版で楽しんでいただきました。

 文化祭スタッフとしてエプロン姿で働いていたご婦人方も、作業を休んで聴きに来てくれたのが嬉しい。

 毎年、参加の依頼をいただくのですが、秋なのでなかなかスケジュールが合わず、久しぶりの登板でしたが、少しでも地域の役に立てたのなら嬉しい限りです。


 今後も山形Qをよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形Q 練習日誌74-vol.1(中島記)

2019-10-22 20:54:55 | 練習日誌
 今回は私、中島が練習日誌を担当します。


 一昨日に、定期演奏会が終了したばかりですので、山響が休日の今日くらいは室内楽のことなど忘れてのんびりと。

 というわけにはいきません。今日もしっかりとコミュニティセンターに集合して練習しました。

 新天皇の御即位を祝うため…

…というわけではありません。いや、日本国民としてその気持ちは充分に持ちながらも、土曜日の依頼コンサートのための練習です。


 いつも練習会場としてお世話になっている、ここ出羽コミュニティセンターの文化祭に招かれて、26日の15時から演奏を頼まれているのです。

 コミュニティセンターには、いつも多くの方々が集まって様々な活動をしているわけですが、私たちが年がら年中、これだけ音を出していて、唯の一度も苦情を言われたことがない。それどころか、出入り口付近で一服していると、「このあいだ山響聴きにいきました〜」などと声をかけてくださる方もたくさんいます。地域の、あたたかい集会所なのです。

 ぜひ恩返しをしなくてはいけません。


 ということで弦楽三重奏で、クラシックから映画音楽、童謡唱歌まで、私たちオリジナルの弦楽三重奏版による名曲の数々50分ほどのミニコンサートで、文化祭に華を添えさせていただきます。

 お近くの方はぜひ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第73回定期演奏会終了(茂木記)

2019-10-20 23:39:35 | 演奏活動
 今回も多くの皆様に支えていただき、無事に定期演奏会を終えることができました。

 ゲストのお二人のお力添えもあって、常連の皆様の他にも多くのお客様が会場へお越しくださいました。

 こうして新たな出会いに囲まれての開催できることは、長く続けてきた当団にとって非常に嬉しい刺激となります。

 お世話になりました全ての皆様に心より感謝申し上げます。

 今後、本日はじめてお越しいただいた皆様からも、折り合う時に当団の活動を見守っていただけたら至極幸いであります。

 さて、今回の演奏会では、弦編成の兼ね合いから今までなかなか手を付けられずにいたシューベルトのピアノ五重奏「鱒」に取り組みました。

 なぜに手を付けられずにいたのかというと、作品の大きさからして、演奏会の主たる演目に据えるべきものだからです。

 しかし一方で、「鱒」の楽器編成がヴァイオリン1人、ヴィオラ1人、チェロ1人にコントラバスとピアノということで、通常の弦楽四重奏の編成を考えるとヴァイオリン奏者が一名暇になるのです。

 演奏会のメインの演目で四重奏団のメンバーがひとり降り番になるというのは、四重奏団の催しとして望ましくない、ということから取り上げておりませんでした。

 今回、三人で活動している時期に、小林路子さんと三崎屋義知さんのお二人とご一緒出来る運びとなり、ピアノ五重奏「鱒」を取り上げることが出来ました。

 共演を快諾してくださり貴重な機会を共に過ごしてくださったお二人に、あらためて深く感謝を申し上げます。

 次回の定期演奏会は、年が明けた2020年1月23日(木)を予定しております。

 日程と詳細が確定いたしましたら山形Qブログやフェイスブックにてお知らせを致しますのでご確認ください。

 チケットの発売情報なども同様の手段にて順次お知らせしてまいります。

 次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 次回演奏会1/23まで、練習日誌は中島光之がご案内致します。
     
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形Q 練習日誌73-vol.11最終(茂木記)

2019-10-19 18:46:37 | 練習日誌
 職場の先輩が差し入れをくださいました。

 本日は、これを練習の合間にいただきながら、和やかにすべてのリハーサルを終了致しました。

 いよいよ明日が本番です。

 今回はピアノとコントラバスが入っての重量級編成。

 文翔館の響きととても相性が良いことでしょう。

 お天気の方も、明日の日中以降は晴れる予報で一安心。

 ただ、明日の夕方以降は気温が下がる予想が出ておりますので、お召し物をあたたかくしてお越しください。

 明日の夕方は、開場が5時45分、プレコンサート開始が6時、コンサート開始が6時30分の予定となっております。

 多くの方のご来場をお待ちしております。

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YBC やまがたZIP

2019-10-18 23:59:59 | Topics
 明日19日、朝9時40分からのYBCやまがたZIPに、紺野陽吉関連で山形Qが、少し出ます。

 是非ご覧下さいね。

 インタビューを受けたので、少しだけ話しているかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形Q 練習日誌73-vol.10(茂木記)

2019-10-12 23:46:23 | 練習日誌
 台風が接近してくるのを感じつつリハーサルを敢行。

 ピアノ五重奏の合わせは、日頃から整備されたピアノが無いとリハーサルにならないので、ピアニストのご自宅へ。

 その他の曲の合わせは、コミセンを予約してそちらで。

 そういった具合にリハーサル会場をハシゴして、20日の演目をひと通り合わせてまいりました。

 今回演奏するシューベルトは、二作品とも演奏アンサンブルを整えやすく、本番へ向けて順調な調整を積めています。

 ダークホースはモーツァルト。

 本番に向けて演奏の流れを作り始めたところ、日を追うごとにフーガの難易度が上がってきます。

 その音形はチェロには難しいのだけど、、、と思いながら演奏している部分が何箇所かありましたが、演奏に本番仕様の流れを入れ始めた途端、そこがボトルネックになりやすく。

 元が鍵盤楽器の曲だからという要因も若干はありますが、さらりと弾けなかった自分に非常に腹が立ちます。

 あと一週間ねっつぐさらいます。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま24箇所及び山形市内公民館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形Q 練習日誌73-vol.9(茂木記)

2019-10-06 21:04:20 | 練習日誌
 10月になり、急速に涼しくなってきました。

 本番まであと二週間となったところで、今日は念入りにシューベルトのピアノ五重奏「鱒」の練習。

 この作品の第四楽章の原曲として歌曲の「鱒」が用いられたことからその名で呼ばれる様になったことはあまりにも有名。

 義務教育課程でも教材として取り上げられるのだそうです。

 なぜか他人事ですが、大昔の事なので気にしないでください。

 ずいぶん年齢をあげてから、大学院の授業で歌曲伴奏法を履修した時に、歌曲の「鱒」が課題として取り上げられました。

 シューバルトの詩を透明な魔法の絵の具で描き現すかのようなシューベルトの魅力を、じっくり堪能できる授業でした。

 曲中には描かれなかった詩の最後の一文が心地よいトゲとなって、歌曲に描かれた部分をより一層鮮烈に際立たせます。

 ふと、考える事があります。

 ピアノ五重奏に描かれた「鱒」は、どの様な運命だったのか、と。

 第四楽章に続く終楽章でワイン片手に収穫祭で軽く踊ってしまったような、

 鱒、、美味しく焼かれちゃったかも、、、

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま23箇所及び山形市内公民館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形弦楽四重奏団19周年。

2019-10-05 23:59:59 | 演奏活動

 10/1は、山形Qの誕生日。恒例の記事を書きます。

昨年の記事
山形弦楽四重奏団18周年。

 この1年で演奏した曲目をあげておきます。

・L.v.ベートーヴェン 弦楽三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.3
・L.v.ベートーヴェン セレナード ニ長調 Op.8

・B.バルトーク 弦楽四重奏曲第4番 Sz91

・R.ホフシュテッター(伝ハイドン) 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.3-5「セレナード」

・W.A.モーツァルト フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
・W.A.モーツァルト フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.285b
・W.A.モーツァルト オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
・W.A.モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478
・W.A.モーツァルト ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
・W.A.モーツァルト(偽作?)6つの前奏曲(序奏)とフーガ K.404a
              より第1番 ニ短調
                第2番 ト短調
                第5番 変ホ長調

・C.M.v.ウェーバー クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34

・F.クーラウ フルート五重奏曲 イ長調 Op.51-3

・F.ブリッジ アイルランド旋律「ロンドンデリーの歌」

・G.プッチーニ 「菊」

・紺野陽吉 弦楽三重奏曲
・紺野陽吉 弦楽二重奏曲

・幸松 肇 弦楽四重奏のための日本民謡集より
      「ソーラン節」

         他

**アンコール等の楽章抜粋曲は割愛させていただきました。1月の第70回定期演奏会をもって、2ndVnの今井氏が退団。次のメンバーを入れずに、名前そのままに3人で活動を継続しています。レパートリー作りなど一から体制を作り直していて、なかなか依頼演奏会の数も増やせずにいました。今まで出来なかったゲストを入れての楽曲や3人での演奏を楽しんでいます。

 20年目は、第73回定期演奏会で始まります。F.シューベルトの名曲「鱒」をメインに行います。いずれ弦楽四重奏団に戻そうと思いますが、次のメンバーを入れるまで今の体制で頑張ってゆきます。応援よろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする