私が育ったような東京の感覚では、「住区センター」と言いましたが、誰のためにあるのか、何をやっているのかわからない、馴染みのないものでした。
しかしここ、出羽地区は違います。ひとたび「文化祭」をやれば、地域住民が、老若男女たくさん集まるのです。それはもう、この地区に、こんなにたくさんの人がいたのだということに驚くほど。
まさに、しっかりとした「コミュニティ」が存在する。この現代において、素晴らしいことです。
そんなコミュニティのセンターに、年中お世話になっている私たち。平日の昼間にフラフラと集まる怪しげなおじさんたち。明らかに「堅気」に見えないのは変えようがないとしても、何か、恩返しをしなくては。
ということで昨日の文化祭では、男三人で演奏してきました。Vc茂木の親しみやすい解説を交えて50分のコンサート。
クラシックから馴染みのある日本の曲まで、山形Qの三重奏オリジナル版で楽しんでいただきました。
文化祭スタッフとしてエプロン姿で働いていたご婦人方も、作業を休んで聴きに来てくれたのが嬉しい。
毎年、参加の依頼をいただくのですが、秋なのでなかなかスケジュールが合わず、久しぶりの登板でしたが、少しでも地域の役に立てたのなら嬉しい限りです。
今後も山形Qをよろしくお願いします。