串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

あじさいを見に

2007年06月19日 | 

セットンさんやコスモスさんのお膝元、奈良県郡山にある
矢田寺へあじさいを見に行く。我が家から車で30分。

寺へ続く道沿いに駐車場が並んでいるが、この料金がおもしろい。
一番手前、つまり寺から遠い駐車場の料金は100円。
次は300円、400円、そして一番近い駐車場は500円。

身分不相応に500円の駐車場に停めてしまった。
まだまだ甘い、我が家。

長い石段を上がり境内に入ると、あじさいより先に娑羅が迎えてくれた。
平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり娑羅双樹の花の色・・・」
で有名なあの花である。
蕾をいっぱい付け、別名夏椿というらしい。



珍しいガクがギザギザのなでしこがくあじさいは、初めて見る。

色とりどりのあじさいが咲き乱れているが、何故か清楚な
たたずまいの白い花に目がいってしまう。

ほとんどの花が満開、今が一番の見頃かもしれない。
時々、小雨が降る中、花もいきいきと輝いて見えた。

あまりにも花が多くて、贅沢な話だが正直見飽きてしまう。

往路、長いと思った石段も下りは苦にならない。
石段の両側には、古い墓が並んでいた。


苔むした墓石は相当古いものだろう。
側面に彫られていたのは、天保12年、
安政6年・・・江戸時代だ。

刻まれた名前にも驚いた。
鈴鹿山新七、浪花川長右門、木曽川寅之助、
香取山磯吉、藤浪源兵衛・・・。

これらは、本名?役者の芸名?
それとも相撲とり?
本名にしては出来すぎている。

もう一つ驚いた墓があった。



三尺一代目から十一代目、いや十二代目かもしれないが、
ずらりと三尺○代と石碑に刻まれた墓が並んでいた。

三尺・・・?
帰りに受付で聞いてみた。

三尺組といい、露天商の元締めという答え。
松尾寺では、あじさいの次に参拝客の興味をひくものらしく
私のように尋ねる人が多いと言われた。





 


この記事についてブログを書く
« ユートピアへ | トップ | ある1日 »

」カテゴリの最新記事