串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
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ゑびすや大正館

2019年08月30日 | 宿-関西

昭和5年創業のゑびすやさん。

その当時(で、しょう)の建物が大正館という名で
保存され宿泊も可能。

昭和40年に松本清張が滞在しDの複合を執筆。

Dの複合の冒頭、浦島館という名でゑびすやが登場する。 

 大正ロマン漂う館内を是非見たかった。

突き当りを右に曲がり大正館へ。

いきなり始まるこのスペースにどんな意匠が
待っているのか期待が高まる。

突き当りから右へと長い渡り廊下が続く。

 ここは桜回廊という大正館へのアプローチ。

 色ガラスが所々に使われ色を添える。

 大正館への扉もいいなぁ。

不規則に使われている色ガラス。 

小さな川を越える。

このレンガ塀も趣があっていい。 

大正館に一歩踏み入れた所にホール。 

 窓の外のレンガ塀はアクセントになっているなぁ。

大きな天井まで届く照明。

ここは大正館のロビーだったのかな?

 少し明るい写真で。

窓枠も凝ってるし、その上のステンドガラスも
さりげなくお洒落。

竹を挟んだ床。 

大正館の玄関。

今は使われてないが、隅々まできれいにされている。 

 

右側に部屋がいくつか並び、突き当りはエステルーム。

この床、かつては流行りだったんだろう、
古い宿では時々お目にかかる。 

 

 左手に回ると洗面所。

 

洗面所の近くに2ケ所の貸切風呂。

中が見れなかったもう一方の静の湯

狭く急な階段を上がり2階へ。 

ほ~、鮮やかな襖絵の大広間に度肝を抜く。

 

 

背後の大広間は宴会場。 

これはタイル画? 

  

松本清張の書斎の間。 

部屋が資料で埋まってしまったので、
ここで執筆したと、何かで読んだ。

 大正館の館内、ガラスがポイントだと感じた。

アチコチにさりげなく使われているガラスを
見て回るだけでも楽しかった。

                   

 

 

大正館で懐かしい昭和の造作を楽しんだ。

細かいタイル貼の洗面所・廊下・・・かつては
どこでも見られたものだろうが、今、こんな
仕事を
出来る職人さんはおられるのだろうか?

それにきれいに残されている。

掃除だけでも大変でしょうが、博物館的な
意味合いでも、
大事に残して欲しい。

こういう家屋に住んでた我々は懐かしく感じるが
若い人にはどう映るのだろう?

ただ、大正館の内部は冷房が効いてなくて
(部屋はクーラーが効いていると思うが)
アチコチ歩きまわるのは少々辛かった。

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