串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

北海道-8(平取のすずらん)

2008年06月10日 | 旅-北海道

富良野を後にし、国道237号線を南下します。
途中、金山までは、JRの根室本線と平行して走るのですが
1本の列車ともすれ違いませんでした。

占冠(しめかっぷ)村を通り、日高峠を越えます。
初めて走る道なので、それなりの期待をして
いたのですが、日高峠もいつの間に越えたの・・・?
と、思うぐらい、案外平凡な眺めの道路でした。

平取(びらとり)町の芽生(めむ)という所にある、
すずらんの群生地へやってきました。

この、下草のようなのが、全部、すずらんです。

広さは15ヘクタール。

かつて、このあたり一帯は、リスやねずみなどの小動物が
すずらんの中で飛び跳ね、まるで楽園のようだったが、
無秩序に踏み荒らされたせいで、一時壊滅状態だったのを
10年の歳月をかけて修復されたらしい。

今は、5月下旬から6月中旬までの1ヶ月間のみ
一般解放されている。

これ、何という花でしょうか?
すずらんに混じって、少し見受けられます。

そうそう、わらびも、すずらんの間から生えていました。

歩道を行きますが、すずらんの香りが風にのって
いい匂いを漂わせます。

訪れたのは、5月31日。
ほとんど満開という事ですが、なんせ可憐な小さい花、
一面、緑の葉に、白いものが混じってる・・・という感じでしょうか。



蕾は、クリーム色なんですね。

 

ここは、入場料も協力金も要りません。

この春、桜見物では、協力金を支払った所が何箇所か・・・。
平取町も協力金を徴収されるといいのに。

これだけ、うっとりするような眺めを堪能させて頂いた
のに、タダでいいんだろうか?

道案内もしっかり立てられ、迷う事なく、すずらんの森へ
たどり着けます。

これは、国道237号線、額平橋近くに立てられた、
南側からの進入口で、私達は、ここではなく
北側から進入し、この地点へ出てきました。

距離的には、国道から50キロ近く走らないと
いけないのですが、それだけ寄り道しても
見る値打ちが充分ありました。

もう、夕暮れ。
行きたかった、二風谷に寄っている時間はありません。

来年も来よう。
すずらんを見て、二風谷でアイヌの事を学び、お馬さんを
見に静内へ行き、まだ、見た事のない襟裳へ行こう。
予定だけは、しっかりと・・・。