lizardbrain

だらだらぼちぼち

去年のライヴ 山下達郎 PERFOMANCE 2018

2019年12月17日 15時24分02秒 | 音楽

他の事に気を取られていたら、今年の達郎ツアーは無事に終了した模様。

で、これは、今更ながら去年のお話である。
2018年(去年ね)7月31日、大阪フェスに参戦した。




今回の座席はステージ向かって左の壁際の席なので音響的には絶望すらしていたのに、どういうわけだかいつもよりもベース音が良く聴こえたのだが、その分、ギターの音量が小さく感じた。
シュガーベイブのメンバーだった寺尾次郎が亡くなった事に触れ、シュガーベイブの曲を演ってくれたのが嬉しかったぞ。
さらに、重箱の隅を突っつき気味に気付いた事が一つあって、ワイヤレスマイクは音質が良くないらしく、達郎のヴォーカルマイクはワイヤードしか使わないのだと思い込んでいた(確かサンソンでもそう言っていた)のだが、今回はワイヤレスマイクを手に唄っていた。

例によって、例の曲のイントロが始まると一斉に立ち上がったわけだが、ワタクシの前の席のオジサンが周囲の人達にクラッカーを配りだした姿が微笑ましかった。
ワタクシにも手渡そうとしていたのだが、持参したマイクラッカーを見せて丁重にご辞退申し上げた。




終演後に恒例となったラーメン店に行く道すがら、ワタクシの前を歩いていた20代とおぼしき男女が話していて、真夏なのにクリスマスイブを演っていた事について、女性の方がやたらとディスり気味の発言をしていたので、一言、言ってやりそうになった。
言わなかったけど。


録音されていたベースマン

2019年06月27日 15時23分42秒 | 音楽
遅ればせながら、5月にオンエアされた『山下達郎サンデーソングブック』を聴いていると
大瀧詠一、伊藤銀二、山下達郎の3人が集結したアルバム『ナイアガラトライアングル』収録の『パレード』がかかった。
達郎によると、シュガーベイブ時代にギター、ドラムス、ベースとヴォーカルで録音したものの未発表になっていた音源に他の楽器をオーバーダブしてこのアルバムに収録したもので、
この曲でベースを弾いているのは寺尾次郎らしい。

以前、寺尾次郎が亡くなった後、シュガーベイブのベーシストと題した記事で
『この人がいた時期のシュガーベイブの音源は市場に出ていない(はずである)。』
などと浅はかにも、誤って断言してしまった事を反省している。

自分のi Tunes を探してみたが、『ナイアガラトライアングル vol2』はインストールしているものの、『パレード』収録の『vol1』の方はインストールしていない事に気づいて、これまた反省している。

シュガーベイブのベーシスト

2018年06月07日 22時24分46秒 | 音楽
随分迷った末に、WOWOW視聴契約をして9年ほど過ぎた。
何しろ一日中、映画をやってるチャンネルなのである。
どの作品を観るべきか、選択枝が多すぎて戸惑うばかり。
毎月送られてくるプログラムをチェックするのだが、最初の頃は、録画予約する時に何となくフランス映画を避けてセレクトしていた。
どうしてフランス映画を避けたのか?
フランス映画のセリフ回しに、どうも馴染めなかったのだ。

何年か過ぎて、欧米の映画に限らず、フランス映画もインド映画も留守録する主義に方針を転換した。
すると、題名は忘れてしまったが、とあるフランス映画のエンドクレジットに、記憶にある人物の名を見つけた。

寺尾次郎。

かつて、山下達郎機関紙の『TATSURO MANIA』の記事で、達郎ヒストリーの対談に出てきた人だった。
3年ほどの活動で解散したシュガーベイブの、後期のベーシストである。
シュガーベイブは『SONGS』というアルバム1枚しか残していない。
その『SONGS』発表後にメンバーチェンジを行った後、参加したベーシストである。
メンバーチェンジ時のオーディションで、シュガーベイブの全レパートリーのベースパートを完コピしていたらしい。
1枚しかアルバムを残していないので、この人がいた時期のシュガーベイブの音源は市場に出ていない(はずである)。
つまり、シュガーベイブは、後に、第一線でフランス映画の翻訳を手掛ける人がベースを弾いていたわけだ。
達郎も大貫妙子もスゴい人だが、寺尾次郎もスゴい人なんだな。
シュガーベイブ解散後、大瀧詠一のアルバムなどに参加したが、しばらくするとベースから離れて、映画の翻訳の世界に活躍のフィールドを広げていたのだ。
やがて、フランス映画だけでなく、英語圏の映画の字幕翻訳者にも、何度か寺尾次郎の名がクレジットされているのに気付いた。
その度に、何となくうれしい気分になったものだ。

その寺尾次郎さんが6月6日に亡くなられたというニュースを目にして、驚いている。

心からご冥福をお祈りします。