lizardbrain

だらだらぼちぼち

Twelfth sense

2010年11月13日 21時15分52秒 | 無駄話

ハーレイ・ジョエル・オスメントという、いつも弱気そうに困った顔をしている少年(天才子役なのだそうだ)とブルース・ウィルスが共演した、『シックス・センス』という映画がある。

この映画を小説化した文庫本を読んだ。
巻末の解説文によると、映画の原作ではなくて、映画のシナリオ製作にかかわったというジム・デフェリスという作家が、映画の世界を小説にしたものらしい。
だから、映画のストーリーを踏襲しているはず、(たぶん)である。
まず原作小説があって映画化されたわけではなく、映画から小説を作り出すというのはどういう事なのか、ワタクシにはちょっと想像がつかない。
だが、あのTV版『スタートレック』の原作でもないのに、SF小説のコーナーには『スター・トレック』シリーズの小説がたくさん並んでいる。
しかも、スター・トレック小説の場合、同じ小説家が書いているわけではなく、複数の小説家が書いている。
個々の登場人物はもとより、地球人やクリンゴン人やバルカン人の文化や科学、人種としての性格や性質の違いやそれぞれの惑星の歴史など、基本となる部分をしっかり押さたうえで複数の作家が物語を作っているから許されるのだろう。
タイトルは忘れたが、一度だけこうしたスター・トレックから派生した小説を読んだところ、そこではカーク船長が死んでしまい、再び蘇るというストーリー展開だった。
TVドラマや映画や小説では、カーク船長もミスター・スポックも何十回死んでは蘇った事だろうか?
その上、SF物だから、タイムトラベルやらパラレルワールドやらが当然のように展開されて、マジメに考えるとワケがわかんなくなる。

話をシックス・センスに戻すと、

オリジナルの(映画の)シックス・センスの日本公開は1999年10月らしい。
公開から1年以上経ってから、この映画をレンタルビデオで初めて観たワタクシは、終盤のストーリー展開に思いっきり騙されてしまった。
「そんなもの、オイラにゃぁ、最初っからお見通しさ」
という方もたくさんいるだろうが、ワタクシは完璧に騙されてしまった。
料金を惜しんだためにビデオの返却期限が迫っていて、1回観ただけですぐに返却してしまったが、騙された悔しさはどうにも収まらず、それからさらに1年後に、京都の映画館でシックス・センスが上映される事を知って、この映画のために京都まで日帰り旅行までしてしまった。
もう一度、ビデオをレンタルすれば良いのに、、、、、、
2回目を観た後は、シャマラン監督という人は、確かに良く出来た映画を作ったもんだと感心したのだ。
(でも、シックス・センスに続いてシャマラン監督が手がけた、『アンブレイカブル』にはあきれ果てて、はたまたそれに続いてシャマラン監督が手がけた『サイン』にはズッコケてしまった。)

映画の方は『シックス・センス』1本でとどまっているはずだが(間違ってもどうか続編など作らないで欲しい、日本版でつまんないリメイクなんかしないで欲しい)、小説の方は映画を小説化した『シックス・センス』に続いて、『シックス・センス 生存者』、『シックス・センス 逃亡者』、『シックス・センス 密告者』という続編が出版されている。
2作目以降の小説は、デビッド・ベンジャミンという作家が書いている。

小説化2作目の『シックス・センス 生存者』も続けて読んだのだが、小説の中のコール少年(ハーレイ・ジョエル・オスメントという、いつも弱気そうに困った顔をしている天才子が演じた)が、すんごくしっかり物に描かれてしまって、どうだかなぁ~と疑問を感じながらも、小説化2作目の『シックス・センス 生存者』も読み終えた。
この小説のトリックは、映画に騙されたワタクシにも充分に想像のつく展開だった。
手元に、もう一冊、古本屋さんで購入した小説化第3作目の『シックス・センス 逃亡者』があるので、せっかく買ったんだから続けて読んでみようと思った。
その第3作目を積み上げた中古文庫本の山の中から引っ張り出そうとすると、おかしな事に気づいた。


どういうわけだ

ついさっき読み終えたばかりの小説化2作目、『シックス・センス 生存者』と同じのがもう一冊あるではないか
別の店で別の日時に買ったのは、それは間違いない。
だが、いったい、どうしてこんなヘマをやらかしてしまったのだろうか?
そういえば、6月には、うっかり同じ雑誌を重複して2冊買ってしまったし、、、、、、、、

今回は、古本だったので、経済的には最小限の被害ですんだのが幸いだが、、、、、
いよいよ、来てしまったのだろうか、、、、、、
その時が、、、、、、
ワタクシの身にも、、、、、、、、

もしかして、重複した2冊の本のストーリー展開が左の本と右の本とで違っていたならば面白いのになぁ、、、、






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