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だらだらぼちぼち

北海道(2)敦賀港~苫小牧東港

2018年02月28日 14時47分09秒 | 風景光景

という事で、出港前夜の2017年6月17日(土)に自宅を出発。

予約したフェリーは、6月18日(日)0:30に敦賀港を出発して、苫小牧東港に同日20:30到着する新日本海フェリー
しばらくは関西風の味付けから遠ざかる予感がしたので、敦賀港に行く途中、草津市の鶴橋風月でモダン焼を食した。
草津で夕食する時間に合わせて家を出たから、出港時刻までやたらヒマを持て余してしまう。
あちこちでたっぷり休憩取りながら、敦賀のブックオフにも立ち寄ったりしてみたが、なかなか時間をつぶせない。
かといって目的もなくブラブラしていて遅れるわけにはいかないので、22:00頃に敦賀港に到着。



          


既にたくさん並んでいるクルマの列に加わり乗船手続きに向かう。
徳島港に行く南海フェリーには何度か乗った事があるが、南海フェリーの乗船時間はせいぜい2時間、この船には20時間乗りっぱなしとなる。
一目見て、南海フェリーよりはデカい。




23:00前には順番に乗船作業が始まった。
クルマを置いて船室までの階段や通路は南海フェリー同様に狭くて、かさばる荷物を持て余しつつ船室へ。
船室階までエレベーターもあったのだが、後ろからどんどん乗客が続いているので待ってるのも面倒くさい。
かさばる荷物を部屋に持ち込んで、これでようやく海の男になったと実感する。

予約した部屋は、定員2名のデラックスAツイン個室。
夏の繁忙期を避けたので、55歳以上なら30%割引になるGOGO割というのが適用になる。
片道料金は¥43,450。(繁忙期ならば個室を1名で使うと割増料金が必要になる)
決して安くはない。
ワタクシにとっては重大な決心を伴う金額であった。
だが、北海道に行けばイヤでも自分で運転しなければならないセルフサービス満載の旅である。
上陸後のために体力を温存し、なおかつプライバシーを確保し、その上安眠を祈願するためにはこれは必要な出費なのだと自分を納得させる。




デラックスAツイン個室に入り、とりあえず風呂の用意をする。
船が動き出すと揺れるだろうし、出港する前に済ませておくのだ。
船内には大浴場もあるのだが、せっかくのデラックスAツイン個室の風呂を使わない手はない。
デラックスAツイン個室の浴槽は、スーパーホテルより広いが東横インより狭い。
(どちらのホテルにも泊まった経験が無い方にはわかりにくいだろうが、こんな表現しかできない、申し訳ない。)
入浴していると、部屋のエアコンの冷気が浴室内にも入ってくる。
風呂上りにそなえて室内の設定温度を下げてしまったので、その冷気がどんどん入ってきて肩のあたりに寒さを感じる。
かといって、エアコンの設定温度を上げるために浴室から出るのが面倒くさくて、ガマンする。
どうやら風呂に入ってる間に出航したらしい、浴槽の湯が揺れだした。
個室もワタクシ自身も、少し揺れだした。




風呂を済ませてしまうとする事が無いので、眠ることにする。
が、ちょっと堅めのベッドに寝っ転がっていると、どこかからギシギシという軋み音がするので、気になって寝付けない。
部屋を点検すると、軋み音の発生源は、このガラスの仕切り板あたりらしい。
試しに、この柱をバンバン叩いてみると軋み音が止まった。
ポルターガイストでなくて良かったなぁ。




窓の外は完全な夜である。
こうして海の男は、緩やかに揺れる船の中で第1夜の眠りについたのだ。


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