lizardbrain

だらだらぼちぼち

1年

2012年09月07日 10時41分52秒 | 無駄話
去年、この地を襲った台風12号。

当時、ワタクシの別宅周辺地は台風の進路に当たり、ひどい被害を残していった。
ワタクシ自身の直接の被害は、クルマのフロアカーペット辺りまで浸水した事くらいだが、台風が連れてきた大雨が川を増水させ、浄水施設がダウンして断水が続いた。
水道が使えないために、市内のスーパーやコンビニの店頭からは、あっという間に水のボトルが姿を消して、店頭に残った在庫は、『おーいお茶濃い味』などの、濃い目のお茶ボトルや清涼飲料水ばかり。
当然、風呂は使えないので自宅に帰った時などに集中して入浴(?)に努めたが、夏場に3日に1度のペースでしか風呂に入れないというのはとてつもなく不快な日々だった。
幸いにも、水道水が使え無いというこの異常事態は予測したよりも早めに復旧したのでなんとか助かったが。

何人かの知人の家も被害を受けた。

ある人は、
雨が降っているなぁ、、、、
台風が来たんやなぁ、、、、、
と思いながらも自宅で寝ていたらしい。
夜中にふと目覚めて、布団で寝ているすぐ耳元で
「ピチャピチャ」
という水の音が聞こえているので、布団から畳の上に手を出してみたら今寝ている畳の上まで浸水していたという。
大急ぎで2階に上がって一晩を明かしたそうだ。
翌々日、ほんの半日ほどだが、浸水した家の片付けの手伝いに行ったら、その地域の家は1階の床上までことごとく浸水していて、濡れてダメになった家具や家財を捨てるために町が用意した元学校だった空き地には、泥だらけになった家具や衣類や家電品や布団などがどんどん軽トラで運び込まれて、見る間に山積みになっていった。

また、ある人は、今は住んでいない実家の1階の天井まで浸水してしまった。

また、ある人は、那智川上流の土砂崩れのために道路が使えなくなって、自宅から出られなくなり、停電するわ家の電話もケータイも不通になるわ、なんとか歩いてケータイの届くところまで長い距離を歩いたそうだ。

ワタクシの被害だが、しばらくはわからないくらいの量だが、クルマのフロアカーペットまで浸水していた事に気づいた後、晴れた日はとにかくドアを開け放って室内を一生懸命乾燥させた。
今年の3月ごろに、浸水の後にカビが発生しているかもしれないと気になって、フロアカーペットの下の状態をディーラーで点検してもらったところ、カビの発生は無いが床の上に砂がたまっているという事で、2万円あまりかかったが室内洗浄してもらってなんとかきれいになったと思う。

ワタクシ自身、6月以来、台風被害のあった地域へは行く機会が無いのだが、道路の復旧も遅々として進まないようだ。
これだけ幹線道路の復旧が遅いと、復興特需を享受するためにわざとゆっくり工事を進めているのではないか?
とかんぐりたくもなる。

あれだけ大挙して押しかかけていたマスコミや野次馬どもはすっかり姿を消した。
ワタクシなんぞよりもはるかに大きな被害と受けた方々が、一日でも早く元の生活に戻れるように。


2 コメント

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Unknown (のん)
2012-09-08 10:09:57
そっか、 もう1年になるんですね
bochiさんの あの日記を読んでから…

自然は、美しくてすばらしくて、そして冷酷です
勤勉に暮らしている人間たちに これでもか、と言わんばかりに襲ってきますね
わたしは そのほとんどを 報道で知り胸が締め付けられるような気持ちになるけど
本当に幸せなことに、生活に支障が出る自然災害というものを きょうまで体験したことがありません
道路が冠水して 通勤に半日かかった…ぐらいが関の山です そういう人間は、被災地の方々の苦しみを共有するなんて不可能だし、たぶん個人的に大変な目に遭って死んでしまうんだろうとか思ってます(笑)
でも、明日なにがあるかわからない世の中ですから せめて、飲み水ぐらいは冷蔵庫に確保しときましょうか 
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Unknown (ぼち×2)
2012-09-08 10:58:09
あれ以来、飲料水のボトルや非常食用に山登り用のアルファ米やらを備蓄してますが、いざというときに自分が自宅に居なかった場合、こいつらは何の役に立たないだろうな、、、、
と思うと、毎日、非常用の水と食料を持参して外出しなければなりません。
困ったもんです。
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