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だらだらぼちぼち

ルネスホールへ周り道(11) いよいよ吉田次郎のライヴへ

2013年02月05日 14時31分01秒 | 音楽

3日目、
11月22日。

大山の雄姿を満喫して、無事に夕刻までに岡山に戻った。
この日の19時から、岡山ルネスホールで吉田次郎のライヴがあった。
今回、宝塚~六甲山~岡山後楽園~大山とてんでバラバラの目的地に設定した旅は、元々、この最終日の吉田次郎のライヴがお目当てだったの。

いつも、毎週のように吉田次郎のHPでライヴスケジュールをチェックしているのだが、先方の予定とワタクシの予定がなかなか合わないので困っていた。
例えば梅田あたりのライヴハウスでは、そこそこしょっちゅうライヴをやっているようだが、酒を飲めずにタバコもやめてしまったワタクシにとっては、酒の匂いとタバコの煙が充満しているライヴハウスというスペースはどうにも苦手な場所である。
なので、ライヴハウス以外の会場でのライヴ日程を探してみるのだが、なかなか近場でのライヴに出くわさない。
そんなこんなで岡山まで来てしまったのは、ワタクシ自身にとっては当然の事なのだが、アカの他人の目には随分とアヤシイ奴に映っているのに違いない。



会場のルネスホールは、元銀行だった建物らしく重厚な雰囲気の外観の建物の中にあった。
いつものように早めに会場に行ってしまったので、建物内のカフェでチキンキーマカレーを食しても、開演までにはまだ時間が余ってしまった。
ホール入り口のテーブルで吉田次郎のニューアルバムが販売されていたので、もちろん購入。

メンバーは
吉田次郎 (ギター)
VANA GIERIG  (ピアノ)
OLE MATHISEN (サックス)
坂井紅介 (ベース)
村上ポンタ秀一 (ドラムス)

強烈に早いソロプレイもスローテンポの唄い方も、いつもながらのすんごいギタープレーに圧倒されているうちに、第2部の後半に、地元の高校のブラスバンド部が登場して、凄腕のプロ達と共演という隠し技(といっても岡山でのライヴでは恒例の様子だが)が披露された。
こんな風に、地元のアマチュアミュージシャンがライヴに登場してプロと共演するという嗜好には、たまに付き合わされるが、基本的にお目当てのプロミュージシャンの演奏を楽しみにしているワタクシにはあんまり歓迎したくないプログラムだ。
限られた時間の中で、お目当てのミュージシャンの演奏を堪能したいから。
だが、この場所ではワタクシはあくまでストレンジャーであるからして、目の前で繰り広げられる微笑ましい演奏にも付き合うしかない。
2曲ほど吹奏楽部との共演の後、さらにダンスチームとバンドチームに別れて、何やらAKBのナンバーを演奏する。
もちろん吉田次郎バンドが支えているのだが、狭いホールの至近距離で満面の笑顔で女子高生達がAKBを踊っている姿のどこに視線を合わせればいいのか悩んでいるうちに第2部が終了。
こうしてプロのジャズミュージシャンと共演して指導してもらえる高校生達がうらやましくてしょうがない。
高校生達がステージを去った後、アンコール曲の『WHAT A WONDERFULL WORLD』では、吉田次郎のヴォーカルも聴けた。
この人の生演奏を初めて聴いたのはバックを務めたケイコ・リーのライヴの時で、ケイコ・リーのライヴではギターを弾きながらカッコ良いコーラスも担当していたので、ギタープレイだけでなくもっと唄って欲しいのだ。
『WHAT A WONDERFULL WORLD』で使っていた、ヴォーカルのフレーズにハーモニーが自動で重ねられるエフェクターは、何だったんだろう?
との疑問も感じるうちに、全てのステージが終了。
終了と同時にギタリストがロビーに顔を出したので、開演前に購入したニューアルバムにサインを入れてもらいながら、一言二言感想を述べさせていただく。
2007年3月に、神戸の酒心館ホールでのライヴに行った事、最近酒心館ホールでライヴをやってくれない事など、、、、、、
神戸ならもっと近いので酒心館ホールの名前を出してみると、
「酒心館ホールはですねぇ、あそこにはピアノが無いので大変なんですよ。」
と内情を語ってくれた。
「そうか、酒心館のライヴの時に使っていたピアノは、どっかから運び込んだ物なのか」
と、納得。
やはり、コンスタンスにこの人のライヴを聴くのなら、梅田のロイヤルホースに行くべきかなぁ。
などとブツブツ言いながら、演奏をやり遂げた充足感に浸っている高校生達やその父兄らしき人々でごった返していた会場を後にした。

ホールからホテルに歩いて戻るのに15分くらいかかっただろうか。
夕食のカレーだけでは足りないので、途中、どっかで何かを夜食を食べたくなったが、悲しい事に既に飲食店は閉店していた。
こいつは困った、ホテルに戻ってクルマを出してカーナビでファミレスでも検索しなければならないかもと思っていると、ようやく、ホテルの近くに『長崎チャンメン』とかいう看板を見つけてチャンメンなる物を食した。
要するにチャンポンメンの事なんだろうが、具に入っていたタコの切り身が妙に硬くて苦労したのも、良い思い出かも。

こうして、後楽園、大山、吉田次郎ライヴと3本の課題を存分に堪能して、岡山への旅は終了した。
4日目、つまり最終日は、特に披露できそうなネタに出会うことも無く、およそ330kmの道のりをひたすら走って帰宅した。

やれやれ、これでようやく去年11月の旅行をまとめる事ができた。
今年も、計画性など要らないから、中距離くらいのクルマ移動を楽しみたいとお天気次第の計画を密かに練っているのだが、まだ発表の段階ではない。



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