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だらだらぼちぼち

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2018年11月08日 14時53分26秒 | 音楽

知人にすっかり高槻ジャズストリートがお気に入りになってしまった人がいて、かつてその高槻ジャズに何度か登場したというチャランポランタンという姉妹の噂を散々聞かされていたわけで、
そのチャランポランタンをTwitterでフォローしてみたら、彼女たち2人がFMでレギュラー番組をやってる事が判明してradikoで聴取してしのいでいたわけだ。
そのあたりから立ち込める気配によると、どうやら彼女たちのライヴは立席ライヴ(あるいは結果としての立席ライヴ)が多いようで、自分の体力面に気を配りつつホールでの着席ライヴの機会を待ち構えていたら、ようやく7月29日の大阪市中央公会堂に潜り込むことに成功した。




開場時刻の随分前からホール前に集まっていた人々は、所謂『貴族』と呼ばれる方々なのだろう。




バンド編成でのライヴもやっているのだが、今回潜り込んだのは姉のアコーディオンとヴォーカルと妹のヴォーカルの2人っきりの編成で。
という事は、ステージ上から発信される伴奏はアコーディオン1台きりで、そのアコーディオンの音色たるや、ワタクシのiPhoneの小っちゃいスピーカーから流れるradikoで聴きなれたものではなくて、高音部はどこまでも澄んで美しく切り裂いて、低音部はどこまでも深くから響いてくる重低音を発していて、会場PAの設定にもよるのだがアコーディオンという楽器の名称から受けるのとは予想外の大音量で、まずびっくりした。
アコーディオンを演奏する姉の超絶技巧ぶりに再度びっくりして、ライヴ終盤では、まるであのフィギアスケートの女王のようにクルクル回転しながらアコーディオンを弾き続けるという技術も見せつけられて。




妹ヴォーカルがステージ上で詩を朗読している間に一旦姉が引っ込んで、1曲だけ赤いアコーディオンに持ち替えて登場した曲では、低音部の音色がコントラバス、中高音部の音色がビブラフォンに変換されていたのだが、これはmidiとかいう戦法なのだろうか、それもまた新鮮だった。




終盤になると、ワタクシの体力など誰も配慮してくれずにどんどん総立ちになってしまったのだが、ワタクシから2~3列前の座席にいた推定小学校低学年の女の子もその同伴者の推定お母さんも立ち上がって踊りだして、女の子の方がとても朗らかに嬉しそうに母親を引っ張るように踊っていた姿がシアワセそうで美しかった。
もしもワタクシが彼女の親族であったならば、肩車でもしてステージ最前列に連れて行ってしまいたい気も起ったのだが、赤の他人がそれをやるとさすがに不審者情報を紐づけされそうなので、グッとこらえた事は言うまでもない。

ちなみに、チャランポランタンは、今年の高槻ジャズストリートには登場していなかったが、次回はゆかいなカンカンバルカンとかいうバンド編成の時に潜り込んでみたいと熱望している。


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