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だらだらぼちぼち

梅雨明け祈願は富士山へ(3) 2日目 富士すばるラインやら西湖やら

2012年08月12日 13時48分19秒 | 風景光景

前回に話したように、23年前にバイク出来て山中湖に2泊したのだが、あの時に泊まった山中湖の簡保センターは今は存在しない。
あの頃の簡保センターは安かったなぁ。
朝夕2食が付いて部屋はツインベッドのシングルユースで、その上館内に大浴場があって、それで1泊¥3,000代で泊まれたのだから。
当時は確か、『簡保センター』と呼ばれていたが、現在は『かんぽの宿』と称しているようで、今回、宿を探す段階でかんぽの宿のサイトで山中湖の簡保センターを調べてみたのだが、今では山中湖にはかんぽの宿は存在しない。
どうしてかんぽの宿が縮小されてしまったのかと言うと、あのわけのわからん郵政民営化のせいなのだ。
郵政民営化の必要があったのかというと、どう考えても全くの疑問だらけだろう。
あの頃、妙に人気があったらしいコイズミとかいう政治家が勢いに乗って民営化をやっつけてしまったが、それで結局、何が良くなったのだろうか?
日本人は、なんであんな政治家どもに票を入れたのだろうか?

あのオッサンについては言いたいことが山ほどあるが、話を元に戻すとして、

その時(23年前にバイクで山中湖にやって来た時)も、それ以前に中学校の修学旅行の時で河口湖にやって来た時もどうにも空模様が悪かった。
時を隔てて、ワタクシが富士山周辺にやってくるたんびに空模様が悪くなるのをぼやいていたら、山中湖の簡保センターのフロントマン氏の、
「ここから富士山が見えない時でも、山に登ってみると見える時がありますから、せっかくお出でになったのですから、5合目まで上がってみてはいかがですか。」
との一言に背中を押されて、5合目まで駆け上がってみた。
あの時は、結局、5合目まで登っても一面の雲の中で、富士山の姿を見ることができなかった。

で、今回の御殿場放蕩ツアー2日目となる7月18日も下界から富士山の姿はその足元を少し見せてくれるだけという状態、、、、、
もしも、今回も23年前と同じように富士山の姿が全く見えない、
そんな圧倒的な曇天だったならば、富士五湖とか白糸の滝とか忍野八海だとかを探索する覚悟でホテルを出たのだが、
今見ている方向からよりも、その逆の富士山の向こう側の空が明るいのではないか? 
と、なんとなくその気になってきた。
何よりも、はっきりしない空模様だと言うのに、Tシャツから出した両腕が日焼してヒリヒリしだしたのが気に入らない。

今日だめなら、また明日チャレンジすれば良い。
と、富士すばるラインに乗り込む事にした。

通行料金は往復¥2,000。
富士すばるラインに乗っかってしばらくは、一面の曇り空だった。
標高を上げるにつれて、その雲を突き抜けたのだろう、雲は足元よりも下に下がっていく。
見上げる空には青い色が混じってきた。
      
河口湖畔の道の駅かつやまを出たのが14時過ぎ。
14:50、標高1,663mの樹海台駐車場に到着。
ふもとの方向を見ると、雲が薄くなってきたのがわかる。



同じく樹海台駐車場から頂上の方向を振り返ると、ようやく富士山が姿を現してくれた。
気分が軽くなってきたぞ。
もう少しで、5合目だ。
このあたりまで上がってくると外気温も下がってくるはずなので、クルマのエアコンを切って窓を開けて走るところだが、空気は妙に湿っぽいのでエアコンオンのままで上昇して行く。

                    
15:34。
富士すばるライン5合目に到着。
左の写真は、駐車場に車を置いた直後で、富士山の頭はこんな風に雲をかぶっていた。
が、上空はかなり風が吹いているようで、どんどん流れ出した雲はあっという間に姿を消して、右の写真のようになる。
ワタクシがここにいた間、何度かそれを繰り返していたが、雨が降りそうな様子が無いのがラッキー。



駐車場からふもとの方向に広がる雲海。
たった今、この雲海を抜けてきたのかと感激のあまりシャッターを押す。
逆光だとはわかっていたのだが、、、、、やはり、ハレーション、、、、、

          
山頂の気温は6度となっているが、湿度が高くて、そんなに涼しく感じられ無かった。




お馬さんも元気に働いている。

ようやくこうして、念願だった『地面に足をつけた状態で富士山を眺める』事が実現したわけだが、7月下旬の夏の富士山は、ワタクシのイメージしていたのとは少し様子が違った。
夏でももう少し雪をかぶっているものと思い込んでいたのだが、思ったよりも雪の量が少ない。
だから、次回のテーマはそこそこの雪景色の富士山に決定。

5合目にはとにかく人出が多かった。
そのほとんどが漢字言語で話す人達だった。
とにかくあたりかまわず大きな声でしゃべくり倒している、もちろん漢字言語で。
ワタクシがカメラを構えてシャッターを押そうとしているのに、その前を姿勢を下げるとかの気遣いもせずに平気で横切って行くのもかの国の人達で、ま、ここで国際紛争を引き起こすわけには行かないので通り過ぎるのを待つことにする。

1時間近くたたずんで、下界に降りる。
どこまでも澄み渡った青空ではなかったので、満足度は半分くらいか。


下界に向かう途中、『御中道自然探勝路』という歩道の入り口の標識があった。
ここでももう1枚。
青空さえバックにあれば言う事無しだったのに、、、、、


17時過ぎ、下界に到着。
休暇村の背景に見えた富士山は、ややかすんでいる。

                  
夕食までにはまだ時間があるので、西湖を一周してみる。
一周している間に、ガスが出て視界が悪くなりつつあるので、ざっと一周しただけで2日目の行動を終了する。