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だらだらぼちぼち

動態保存

2011年10月23日 13時45分02秒 | 無駄話

ワタクシが愛用しているMDという音声記録システムだが、いよいよ終焉の時が近づいたようだ。
といっても、まだまだ絶命に至るまでには時間が残っていると思うが、、、、、、

3ヶ月以上前になるが、7月13日、15時03分、天下のソニーからメールが届いた。

内容をそのまんま貼り付けると、

“Hi-MDウォークマン”『MZ-RH1』とHi-MDディスク『HMD1GA』の出荷完了のお知らせ
                      
 平素より、ソニー製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
ご愛顧いただいております“Hi-MDウォークマン”『MZ-RH1』は2011年9月に、
Hi-MDディスク『HMD1GA』は2012年9月をもちまして出荷を完了いたします。

 ・“Hi-MDウォークマン”『MZ-RH1』……2011年9月出荷完了予定
 ・Hi-MDディスク『HMD1GA』………………2012年9月出荷完了予定
  ※ 需要状況によっては予定時期以前に終了する場合もございます。
    あらかじめご了承ください
  ※ MDディスク(80分タイプなど)の販売は、継続してまいります

 ▼本件についてのホームページ上での案内はこちら
  http://cl.mysony.sony.co.jp/r/c.do?X_6M8P_p_qws
発売以来、長きに渡りお引き立ていただきましたことに、厚く御礼申しいたします

HI-MD
というのは、MDの上位規格で、
ワタクシが理解できている事だけを述べると、
80分ディスクに4倍モード録音して最長320分だったそれまでのMDに比較して、最大45時間(1GBディスク使用)という長時間録音が可能だという事と、
高音質録音が可能だという事。(詳細はここをクリック)

カセットテープやCD再生に特化したウォークマンシリーズで、一時は天下を取ったソニーが自社開発のMDにこだわっているうちに、時代はどんどん進んでいった。
何しろこのワタクシでさえ手軽にインターネット接続できるほどにPCが本格的に普及しだして、デジタルオーディオが進化、そしてiPodの登場でウォークマンブランドは後塵を拝するばかり。
iPodを開発したアップル社への対抗心からだろう、ソニーはMDとPCの連携をかたくなに拒否。
結果、一時はカセットテープに変わる手軽な録音手段として多くのユーザーを獲得したものの、MDというシステムはついに世間の主流とはなれなかった。
このままでは、いつかMDが消えてしまうのは時間の問題だろうと言われている中、ソニーは、このHI-MDシステムのウォークマン『MZ-RH1』を発売した。
『MZ-RH1』は、初めてパソコンにUSB接続できるMDシステムで、これを発売したのは、それまでのMDユーザーを救済するためだというのがもっぱらの噂である。
なので、この『MZ-RH1』というMDウォークマンは、発売直後から『最後のMD』と噂されていた。
その最後のMDがいよいよ製造中止に追い込まれたわけで、噂は現実の物となりつつある。

ワタクシはこの『MZ-RH1』というMDウォークマンを2008年1月に購入した。
『MZ-RH1』には録音マイクは付属していないので、別売りのマイクを購入して、プライベートなライヴを何度か録音したり、もちろんウォークマンとしての機能をフルに使って移動の電車の中でも随分活躍してもらった。
焼き討ちにあった時は、たまたま外出に持ち出していたので無事だったが、それまでに録りためていたMDディスクは致命的な損傷を受けてしまった。

かくいうワタクシも、2年半ほど前からようやく時流に乗ってiPodを使い出した。
手持ちのCDのほとんどをそちらにコピーして、持ち歩くのもクルマの中でも、iPodばかり使うようになってしまった。
だからMDウォークマンが不要になったわけではなく、逆にMDウォークマンに頼り切った生活が続いている。

というのは、
気になるFM放送をMDに留守録していて(これはカセットテープの時代からの習慣だが)、留守録したMDを『MZ-RH1』を使用してPCに取り込みwavファイルに変換した後にiTunesに取り込んでiPodに同期させるという、説明すればメンドクサイけどやってみるとさほどメンドクサクナイ方法を経由して、クルマでのお出かけの時もウォーキングの時もラジオ放送をiPodから聴いているからだ。
このラジオ留守録の習慣は、今後も続く見込みなので、もしも、今手持ちのMDウォークマン『MZ-RH1』が故障してしまったらどうしようかという事を恐れている。
この先、修理可能な故障ならまだしも、修理不能な故障が起きる可能性も否定できない。
今使っている『MZ-RH1』が死んでしまうと、困った事になる。

なので、この際、仕方なく
製造中止になる前に、『MZ-RH1』を買っておく事にした。



新品を買っておいたのはいいけれど、最近のワタクシのメモリー性能の落ち込み具合を考えると、その時になると買っておいた事さえ忘れている可能性が無きにしも非ずという気もしてきた。
なので、今回買った新品の『MZ-RH1』の箱は、目に付きやすい場所に常駐させておく事にした。

新品をもう一台買い置きしておくなんて、なんでそこまでするのかは、わかんない人にはわかんないだろう。
そもそも、製造中止にしてしまうソニーが悪いんだから。

これで、万一、MDウォークマン『MZ-RH1』に万一の事が起きても新品の『MZ-RH1』が控えているので、一安心だ。

でも、このMDウォークマンとは別に、我が家には他にもCD-MDコンポとMDデッキを使っていて、こいつらが修理不能な故障に陥ってしまうと、困った事になるかも。
その時はその時、なんとかしのいで見せるぞ。

と決意しながら、他に方法があるのではという気がしなくもない今日この頃である。