lizardbrain

だらだらぼちぼち

彦根城(2)

2008年03月23日 10時40分13秒 | 風景光景

博物館に入ったのが午後1時前で、天守閣に着いたのが1時50分少し前。



ところが、どうしたわけだが、天守閣のすぐ横の広場に人だかりがしている、、、、、?
なぜだ?
なんかあるのか?



そっか、そっか、ひこにゃんがやって来るのを待っているわけか。
ひこにゃんが姿を見せるのは、土・日・祝日だけなのか。
あっ、今日は土曜日だったのか、、、、
実はワタクシ、この時点では、ひこにゃんに対してさほどの興味を持っていたわけではない。
ここへ来る途中に、キャラクターグッズを売っているお店もあったが、素通りしてきた。
並んでまでして、ひこにゃんの登場を待ちわびるほどの熱意は無い。

と言う事で、まだ少し時間があるので、先に天守閣に登ろうと天守閣の入り口で靴を脱ぎかけると、、、、、
天守閣入り口の係りのオバサンが、そばにいたちっちゃい子供に、
「あ ひこにゃんが来たよ~
と、指差した方向を見ると、人垣に囲まれた、ひこにゃんらしき頭が天守閣の広場に向かっているのが見えた。
思わず左腕のGショックを確認したが、2時からのひこにゃんの出勤時刻にはまだ10分ほどあるではないか。
う~~~~~~む。
さすがに、そんじょそこらの猫とは生活信条が違うらしい。
次の取り組みに備えて土俵下に向かう相撲取りよろしく、周りを人垣に囲まれて、坂道を上がってひこにゃんが歩いてきた。
ひこにゃんが前進すると、ひこにゃんを取り巻く人垣も一緒に歩を進めてくる。

ひこにゃんは、想像していたよりもずっと小柄で、人垣の間にすっかり隠れててしまっている。
かろうじて、兜の角(?)がゆらゆらと動いているのが見える。
広場に上がろうとするひこにゃんの後姿は、ずいぶんと小さくて、その身長は150センチあるかないかに見えた。
だが、小さいとは言っても、猫としては極めて大柄なわけで、なめてかかってはいけない。
しかも、2足歩行する猫なのだから、、、、

ひこにゃんが現れると、いきなり、観客が連れていた飼い犬が、ひこにゃんに向かって吠え出したので、みんな大笑い。
吠えられたひこにゃんが、思わず後ずさりすると、さらに大笑い。
そのシーンは、シャッターを切れなかったが、この後しばらく、ひこにゃん特集を

          

いろんな小道具を持って、愛嬌たっぷりに歩き回っては、はいポーズ    

          

あっち向くと見せかけて、   はい、こっち   さっき、犬に吠えられた時のおどけた動きといい、実に面白い動きをするので思わず笑ってしまう。
例えば、お土産用のお菓子を買った時に入れてくれるような紙袋(手提げ紐のついたやつ)を広げて、観客の前に差し出してみせる。
無言のうちに(ニャーともニャンとも鳴かない)、「この中に何かを入れてちょうだい」と訴えかける
実際に、自分が持っていた飴の袋を入れてあげる人がいて、ひこにゃんがもらった飴をどうするのだろうか? 
と見ていたら、ちゃっかりとお持ち帰りしていたし、最前列に座って見ていた女の子の手から、弁当の入った袋をサッと奪い去ってみたり。
この弁当袋は、さんざんじらしたあげくに、ようやく持ち主の元に返していた。

そっか、ひこにゃんは、飴は好物だが、弁当が苦手な猫なのか

    

絵柄としてのキャラクターの可愛さと、ここに現れた動くひこにゃんのユーモアと。
人気が出るのも無理は無いな、これは。
柔らかい優しげな動きと体格を見ていると、ひこにゃんは、もしかすると女の子ではないだろうか?
ウン、多分そうだ。絶対にそうだ。
と、確信的に推測してしまった。



ひこにゃんを取り囲む人波をよそに、ひたすら天守閣を撮るオジサン