富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「昭和の秋まつり」で世界遺産と絹産業遺産群の伝道活動

2015年10月10日 06時58分45秒 | 世界遺産伝道師協会

「昭和の秋まつり」で伝道活動

 

10月4日第18回昭和の秋まつりに参加し伝道活動を行いました。

秋まつりは、晴天に恵まれ村内外から多くの人たちで賑わい、食べ物コーナーなどではどこも長蛇の列が出来ていました。人出は2万人以上とのことでした。

パネル解説では、昭和村の養蚕民家を意識した解説を試みました。

80歳代の方からこの地域は昔から養蚕が盛んで大きな家が多かったので、「糸井、貝野瀬やづくりゃ(屋造り)いいが、釜蓋はぐれば鬼(麦飯)が出る。」との言い伝えが話されました。大きな家は養蚕の収入も多かったことを他の地域から妬まれたのだと思います。現在も往時を伝える大型養蚕民家群が形成されています。

また、「10年程前にNPO法人が養蚕民家を調査したことがあった、何等かの方法で保存してほしい。」、「地元では遺産価値の認識が低いので勉強をしてみたい。」などの声がありました。保存による地域活性化を模索しているように感じました。

座繰り体験は、相変わらずの人気で伝道師も休む間もないほどでした。繭の糸が細く長いことに驚き、蚕の説明を聞きながら真剣な表情で座繰り器を回している子供の表情は印象的でした。

繭クラフト体験は、ぐんまちゃんが人気で、サナギを怖がる子供もいましたが簡単に作れるので多くの子供達に喜ばれました。

活動中には、地元の人から焼き芋、赤飯の差し入れがあり、また野菜の買い物も出来てチョッピリ祭りの雰囲気を味わえた活動でした。

今回の活動は、昭和村役場の御理解と御協力により初めて実施できました。感謝の気持ちでいっぱいです。事務局への終了挨拶では、「来年も実施してください。」との言葉をかけられ、今日の活動の充実感に浸りながら帰路につきました。

参加伝道師は、N島進、U井洋子、Y田節子、M田睦、F本厚二、U澤祐一の6名でした。

<今回は手違いで写真はありません>

                                 (Y.U記)

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