稲穂の揺れるさわやかな10月6日、I上雄二理事、H茂喜右伝道師、Y田節子伝道師、J保千代子伝道師、K原主任の計5人で、沼田市立薄根小学校へ世界遺産・学校キャラバンで伺いました。
世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話はI上理事、養蚕の講話をH茂伝道師が担当しました。子どもたちは富岡製糸場を巡る社会科見学の事前学習とのことで、I上理事による世界遺産の話を真剣に聞いていました。また、H茂伝道師の写真を使ったカイコの講話は地元ならではの話題もあり、「蓮根の大クワ」などの写真も交え、子どもたちも興味深そうに聞き入っていました。
座繰り体験は、Y田伝道師とJ保伝道師が担当しました。子どもたちは、3年生の時にカイコを育てた経験があるとのこと。蚕の数え方は「一頭、二頭」であること、「一つの繭から約1,000メートルから1,500メートルの糸が取れる」などの説明に、「へえーすごい!!」と驚きの声が上がりました。薄根小の校庭は一周200メートルだそうです。そして、私たちもちょっと驚いたのは、クラス名を一組、二組ではなく、四年松組、竹組、桜組と、あたたかみのあるクラス名だったことです。子どもたちは、座繰りの合間にDVD「カイコの一生」を目をキラキラさせて見ていたのが、とても印象的でした。子どもたちとの楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰り支度の時、「繭がほしい!」との声が出ました。入れ物がなかったので、先生がサランラップに包み、つぶさぬようにとそっと持って帰ってくれました。「また来てね!バイバイ!」の優しい言葉を背に、帰路についた私たちです。
(C.J 記)