榛東村立北小学での活動報告
令和5年9月25日(月)榛東村立北小学校で四年生2クラス59名対象の学校キャラバンを行いました。
榛東村は群馬県内では一番人口の多い村で、ブドウ栽培でも有名です。
当校は10月に富岡製糸場見学が予定されていまして、より一層意義ある見学となるよう、今日はその事前学習として、講話と座繰り体験を行いました。
本日の会場は当初多目的室の予定でしたが、急遽体育館で行うことになりました。
2クラスですので講話をM田悟さんが担当し、座繰り体験はH岡さんとN木さんが担当して2・3校時を交替して行いました。
講話担当のM田悟さんは当校の北校舎の大きさをネットで調べて、富岡製糸場の大きさと比較して説明しましたので、児童の皆さんには製糸場の大きさが実感できて分かり易かったと思いました。
又、榛東村の歴史にも触れて、榛名山のすそ野であるため用水が無かったので水田にして米を作ることができず、桑畑にして養蚕が盛んに行われていたことや、座繰り製糸も行われていたことも伝え、今も村に残っている大きな養蚕農家の写真も見せました。
H岡さんとN木さんが担当した座繰り体験は、初めにN木さんが煮繭した繭から糸口を出して見せますと「おー」と歓声が上がりました。体験の前にはいつも通りの「お鍋のお湯に注意すること」「生糸は指など自分の体には絶対巻かないこと」を伝えて始めました。
接緒体験ではN木さんが左手に繭を右手に糸口を持たせて「絶対放さないでね」と伝えて、いつの間にか繭糸が指から無くなっていることを確認してもらいました。「ぴくっとした」「吸い込まれた」「あっくっついた」などと表現豊かに感想が聞こえました。又順番待ちしている児童から「おじいちゃんがお蚕飼っていました」や「家には機織り機があります」などと話しかけてくる児童もいました。
又H岡さんはハンドルを回す指導をしながら、あや振り棒の仕組みや役割など座繰り器の仕組みについて話しました。
中には「そういうことか」と座繰り器の後ろに回って確認する児童もいました。
2・3校時に亘って1組と2組が講話と座繰り体験を交替して行って、それぞれのクラスに座繰り体験で引いた生糸をお土産にお渡ししました。
「有難うございました」と大きな声でお礼の言葉があって「来月の製糸場見学に今日のお話と体験を思い出してください」と伝えて終了しました。
後片付けを済ませてから職員室にご挨拶して、本日の学校キャラバンは終了しました。
本日はM田悟さん、H岡誠さん、N木多恵子さんとY田節子の4名の伝道師が担当いたしました。皆様お疲れ様でした。 (Y田:記)