麦烏賊風干し土佐備長炭焼き
麦烏賊とは、麦の穂のつくころ(春から初夏)に獲れる小さなスルメイカです
海部郡南部では、たぶん胴長15cmくらいまでをムギイカと呼んでいる
十分に成長するのは夏から秋で
それまでの大きさのものは、マツイカと呼ばれる
調べてみると、西日本では
マツイカ=スルメイカの地域が多く
スルメイカ>マツイカ>ムギイカとなるのは
海部郡南部以外にはないようだ
大きさが分かりやすいように
いっしょにエリンギィを焼きました
ムギイカは、目玉と胴体の軟骨、嘴を毛抜きで取って
8~13%くらいの濃い塩水で洗います
よく水分を切って、風通しのよい日陰に干す
もっと乾かしたかったら
3時間くらい日陰に干した後、日向に出す
最初から日向だと、表面が早く乾いてしまって
内部が乾かない
マヨネーズに一味唐辛子で食す
ポン酢+柚子胡椒などでも美味しい
小さな南部鉄器だと
酒を直火で燗をすることができる
保温性が高いので、火の近くに置いておくと冷めない
焼酎のお湯割りも、直火で温められて
火の近くに置いておくと冷めないので
黒千代香なんかよりもずっと便利
最近の小型南部鉄器は
内部が錆びないように加工されているので
ずっと酒を入れておいても
鉄臭くなることもない