きのきのTimeees!

スポーツ・音楽・趣味の旅行ネタなど自己満足的に更新してます、少し頭の隅に覚えて頂ければ幸いです。わくのい通信から改名!

するっと旅行記最終回  その5  大井川鉄道を旅する

2010-03-19 23:41:41 | 鉄道紀行
今回の旅行も最終日。するっとKANSAIは、3日間有効だったので残りの1日は静岡の大井川鉄道に乗車します。一日フリーきっぷを購入して終点の井川まで存分に楽しむ予定。

島田から一駅隣の金谷駅から旅は始まります。金谷駅を少し過ぎると流域面積の広い大井川が顔をのぞかせます。この先上流部まで大井川とともに鉄路は続きます。大井川鉄道の車両は大手私鉄のかつての車両が使用されています。最初は近鉄の車両とともに。8時台でしたがガラガラ終点千頭には自分以外は4人くらいの年配のグループしかいませんでした。

千頭で1時間の待ち時間で少々観光。「おとぎの郷」という音遊びができる観光施設があったのですがあいにくこの日は休館日。近くの売店のおばちゃんと意気投合して30分近くも売店におりました。途中から同じく地元の75歳というおじいちゃんも加わって世間話。こういうのんびりした風情はこういう場所ならではですね。この辺りで名産の川根茶を購入。家に帰ってから飲んでみたのですが香ばしいお茶の香りが生かされていて柔らかいのど越しを楽しめます。あまりお茶を飲まない自分でもわかるのでおいしいはず!!

この千頭駅にはSL資料館もあるので時間がある場合はそちらで過ごすのも良いかと思います。

千頭から先は、あぷとラインと呼ばれる井川線に入ります。車両も狭くなりここからいよいよ山奥に行く雰囲気がひしひしと感じられます。最初の数駅以外は明らかに地元の人の利用は皆無と思える無人地帯を走ります。おそらく観光客しか使わないと思われる駅が続いていきます。降りるとしてもハイキング用でしょう。雨でやや残念でしたが渓谷の眺めはすばらしくまたダムのすぐそばも走るのでその迫力も味わえます。もともと中部電力が電源開発用に作った路線。黒部渓谷鉄道と同じですが、赤字は中部電力が補てんしているとのこと。乗客は自分を入れて6人しかおりませんでした。

しかしながら、ほとんど観光客相手とあって車掌さまがかなり気を利かせてくれます。一人ひとりに乗車証明書を配り降りる駅の時刻を案内してくれます。また、随所で名所の観光アナウンスが入ります。したがって本当に時速にしたら30キロ程度のゆっくりな旅なのですが時間はあまり感じません。そういった会社としての努力がある限りこの鉄道は、続いていくのではないでしょうか。

終点の井川駅に到着。静岡といってもこのあたりは、南アルプスの一部に入るくらいの山奥。雨も何と雪に変わっておりました。降水量が少ないため、山奥でも雪は珍しいそうです。井川駅では、ダムの渡し船が無料で楽しめますが。この日はあいにくの天気でNGでした。また、ダムの水位が低くても運行しないため運行時期はかなり限られてしまうようです。これといって見るべきものもない駅ですので20分後折り返して帰ります。

ちょっと前はバスで、井川から直通で静岡に抜けられましたが、利用者が少なくコミュニティバスで乗り換えしないと抜けられなくなってしまいました。興味がある方はそちらを利用してみては?


さて、アプト区間ですが意外に急こう配でもないのですが、ゆっくりと登っていきます。アプトの牽引車は後ろから押す格好です。乗っている分にはあまりわかりませんが。



さて、観光案内でお世話になった車掌さんは、千頭の一個手前の川根両国駅でいつのまにか交代です。何時間もお世話になった故ちょっと寂しい感じもします。


帰りは、川根温泉笹間渡駅から徒歩5分ほどで行ける温泉へ。午後3時台でしたが風呂場は混雑。何でも3時台は水戸黄門を4時から見たいお年寄りでだいぶ混雑してしまうようです。午後3時台の温泉は避けたほうがよさげ。

帰りの車内で北海道から最近開港した静岡空港を利用して旅をしたという家族連れがツアーで来ておりました。平日ということもあってその5人の家族しかツアー客は、いませんでした。静岡空港も大丈夫でしょうか?


今回の旅行記はこれにて終了。乱文にお付き合いいただきありがとうございました。






コメント
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