きのきのTimeees!

スポーツ・音楽・趣味の旅行ネタなど自己満足的に更新してます、少し頭の隅に覚えて頂ければ幸いです。わくのい通信から改名!

第85回箱根駅伝「明と暗」 大会総括

2009-01-12 23:16:32 | 箱根駅伝
少し遅くなりましたが、第85回箱根駅伝記念大会を昨年同様「明と暗」で振り返りたいと思います。

明の部分

東洋大学不祥事を乗り越え史上最スロー優勝!


不祥事で出場すら危ぶまれていた東洋大学が謹慎処分や監督交代を乗り越えての初優勝。4区までの団子状態から5区のルーキー柏原で作った流れを最後まで持続。作戦も非常に当たっていたのではないでしょうか。また5日間練習できなかったそうですがそれがかえって良い休養にもなったということでしょうか。


予選会から明治大学が45年ぶりシード!

前回は、出場すら出来なかった明治大学が序盤からブレーキなく着実に襷をつないで「平成に昭和以来の明治シード獲得!」を果たしました。選手もだいぶ揃ってきているようなので近い将来古豪復活の優勝争いに絡むことも予想されます。


山の大東復活!前回棄権から一転久々のシード獲得。


前回、大学の歴史で初めて襷が途絶えてしまった大東文化大学、監督がかつての山のスペシャリスト奈良監督に変わり。相当山に力を入れてきたのか、山での良い流れから上手い具合に襷をつなぎ復活の4位となりました。他チームでも新監督が多かった今大会において初采配で好成績を収めた唯一の監督と言っても良いのでは。


大会史上最多23校参加ながら棄権以外に繰り上げスタートなし!





参加校が史上最多の23校でしたが、近年まれに見る接戦で復路の繰上げはわずかに2校。さらに、復路での中継所時差スタートも途中棄権の城西大以外ありませんでした。また、初出場の上武大学や久々の出場だった青山学院大も終始一本の襷でつながり大手町での青山学院大の笑顔でのゴールには感動しました。長年かかって途切れたものを取り返せた喜びOBの方もひとしおでしょう。



暗の部分

優勝狙えた早稲田が作戦ミスで優勝逃す

往路の段階では、駒沢大が優勝争いから脱落した時点で相当有利だと思われていた早稲田が油断したのか復路で東洋の作戦にも翻弄され、悔しい2位に。正攻法で行ったのでしょうが、昨日のTVで東洋の選手と並走しているのに早稲田の渡辺監督が作戦をばらしちゃってましたね・・・思わず失笑してしまいましたが、まだ監督として経験不足ですね。


今大会も棄権が。城西大8区で襷途切れる。監督車の影響か?


8区で城西大の襷が途切れ前回同様棄権校が出てしまいました。8区のランナーは当日のエントリー変更で途中駒沢の選手とほぼ同じペースで走っていたようですが、オーバーヒートで低血糖による脱水症状で走れる状態ではなくなったようです。推測するに監督車も後ろからあおるように走っていたので駒沢の選手を利用してペースを無理に上げてしまいそのような状態に陥ったのでは?明らかに監督のミスとしか言いようがありません。前回大会でも言いましたが、監督車は再び廃止したほうが良いのでは?選手は、監督のロボットではありません。また、城西大が毎回シードを取れないのは監督・コーチにいまひとつ襷をつなぐことに対する執念が欠けている気がします。駅伝の一番の基本のはず。


近年の優勝経験校が軒並みシード落ち


駒沢のシード落ちには驚きましたが、前々回優勝の順天堂やその前の覇者、亜細亜大学も終始シード争いにすら絡めずシード落ち。それだけ各校の実力差がなくなってきているのでしょう。レベルが上がっている感じはしないのですが以前に比べて有力な選手が分散している傾向があるのでしょう。各チームとも15人も20キロ以上を走れるランナーを養成するのは年々厳しくなるのでは?



そのほかにも、順天堂の小野選手の見事なリベンジ賞や日大2区のゴボウ抜きなど終始目が離せない大会でした。次回は、駒沢など有力校が予選会からになったことでさらに競争は激化しそうですね。
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