ハエ取りリボン

2015-07-28 18:19:23 | 日記

 ハエ取りリボンなるものをご存じか。昭和の40年代頃までは、どこの家庭でも便所、台所などとぶら下がっていた。いまではすっかり姿を見ることができなくなったが。そんな代物が我が家ではここ数年重宝して使っている。台所と居間である。数日前そう、ミラーさんが来ていたとき、連れ合いの悲鳴が聞こえたので行ってみると、鶯(たぶんそうだと思う)のヒナがどう間違えたか入ってきて、そのハエ取りリボンにひっかかったのだ。こちらが見た時は、もうテーブルの上に丸くなっていたが。手に取ってみると羽根から脚から粘着剤がべっとりくっついており、身動きとれない状態。はじめは水でぬらして取ろうとするもらちあかず、石けんはということで石けんでつけるとそのべたべたが、とれていく。そうしてざるのなかでしばらく羽根を乾かすべく、縁側の廊下においとくも鶯はいっときもこんなところにおってはたいへんとばかりに、ざるのなかを動き回っている。それでしばらくのち放すも、べたべたに付いたとき、尾羽根がだいぶとれておりそれでだろううまく飛べないまま、草むらのなかに隠れていったが。かれにとってはとんだ災難だった。ほんと一瞬先はなにが起こるかわからないね。

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