夕食時にはテレビがついているのが当たり前のようになっている。ニュースぐらいは見なければなどといまだにどこかかたくなである。それを娘があっさり今日は無しにしました。と。うん。それでというわけでもなく、バッハのバイオリンソナタをしばし。いやあ、こういうのあまり長続きするとはおもえないけれど、いいねぇ。と妙に新鮮だったのでした。
今日はすごかったね。午前中もうちょっともうちょっとで終わると思っていて、やっていたら。なんだかアタマがクラクラしているようなかんじ。シャワーして昼ご飯食べたら、しばらくダウンだった。みなさーん暑さお大切のことを。
滋賀の友人から預かっている犬がいる。ゴロウ君である。中型犬、洋が入った雑種だろうか。このゴロウ君すこぶるにアタマがいい。飼い主を捜して今にも歩き出しそうな雰囲気である。それゆえ、リードで玄関でつないでいる。我が迷犬ハナは彼のことが気に入ったのか、昼間はたいがい彼のそばにごろんといる。じゃれあってもいてたのしそうである。
薪にする材料は製材屋さんの木っ端である。一束１メートルぐらい、２束積んでくる。製材屋さんに行くのに、このゴロウ君を連れて行く。以前はハナも行っていたのだが、最近はもう無理なのである。で、このゴロウ君まるで車に乗っているの、サーフィンにでも乗っているような気分で、トラックの助手席でバランスをとりながら上手にのっている。
などと彼らも辛いことはあれどそれなりに堪えているんだ。へんなのはやっぱりおいらたち人間だよなぁ。イスラエル、パレスチナといい、アフガニスタンといい、昨日の高校生といい、ほんとどうにかしているよ。いやそれぞれがそれぞれのなかで理由や言い訳はあるんだろうよ。けれど、ゴロウ君たちのけなげさに比べたら、人間というのはほんと病んでいるよ。
風呂薪を切っている。１年分である。さすがにたいした量である。土曜の晩は当地では珍しく熱帯夜だった。なれど、その夜の深夜に大雨が降り、気温は一気に下がったのだ。今日も晴れなれど爽やかな風が吹いていて、お日様もそれほど苦にならない。そのせいだろうか、ご飯がおいしい。正直なものである。
食後、マンゴーなるものがあるという。沖縄の知人から熟れた立派なものが届いていたのだ。じつにうまい。びっくりした。マンゴーというもの、以前にも食べたことがあるらしいが、ほとんど記憶にないのだ。しかし今日のこれ、これはうまい。やはり、食べごろというのか、ちゃんとしたものといえばいいのか、ほんものというものがやっぱりあるよな、とおもったよ。
バガボンドという漫画をご存じだろうか。井上雄彦が書いている宮本武蔵である。半年に一冊出る。息子はそれを忘れずに買ってくる。そのおこぼれに預かっているのだ。漫画ということばからそれぞれがどんなことをイメージされていられるのか、わかりませんが。これがなかなか読ませる。おもしろいのである。新刊が出るたびに３、４冊前のものから読み始める。そうしないと半年前の前号がふやけてしまうからだ。だから、時間をかけてゆっくり読む。うん、ページ終わるのが寂しいのです。ここですぐさま名前を挙げられるほど、物覚えがいいものではないから、ちゃんと言えないけれど、おもしろき漫画がたくさんあるらしく、たまに読む。漫画のおもしろさはまた独特ですね。
