年末のこの時期色々世話しく暮らしている。
冬支度といっても、都会のマンション暮らしの人には実感がないと思われる。
当の本人もなんでこんなに色々あるんだろう。とおもうくらいだから。
沢庵漬けが済んでから、大根を畑に埋めたり、水源地の掃除やポンプの点検などとある。
それから糀造り第2弾が始まり、それができて味噌仕込み。
これは大豆を蒸して、蒸し上がったものを臼で突く、それから塩切り糀と言って
糀に塩をまぶしたものを、団子状になった大豆と練り合わしていく。
今年は大豆の量を減らして40キロにしたから、仕上がりは6斗樽ぐらい。
2年寝かして仕上がる。
翌日は餅つき、この日も朝6時から竈門に火を入れる。
竈門は4連で蒸籠は23あるから、大釜の上にその蒸籠がずらりと並ぶことになる。
味噌は2蒸籠ずつ入れて、それを3、4人で杵でつく。これはえっしゃえっしゃと、
掛け声が出て臼の周りを跳ねている感じ。餅つきはご存知のように突き手と手返しをする人の間で
する。けれど、最初からペッタンペッタンと突くやり方もあるが、ここではやはり
味噌の時と同じく杵を持つ者が、3、4人いて少し餅状になるまでつくのだ。
そしてさぁとばかり突き手が登場して、やんやの中始まる。なにせ子供たちも入れて
30人ほどの人がいるからギャラリーが賑やかしいのだ。
女の人もつくことになるから、それはとてもとても黄色い声かけもすごい。
昼はその突き立てのお餅6升、3臼分をその大勢の人たちで。
大根おろし、納豆、きな粉、餡子とあってみなして食べるからついつい食べ過ぎてしまうのだ。
なにせ玄米もちも入れて70キロほどのお餅をつく。片付けが終わるとほぼ夕方で。
この日、手巻き寿司パーテーでまたまた盛り上がっている。若者連中は深夜夜半まで
続くが。こちらなぞは早々にダウン状態である。
そして今日明日と大掃除にかかっている。