弾が仕事の休みができたと言って、昨日今日と来てくれた。
本堂裏の各部屋の方は、かなりの状態になっているから
(土台が朽ちている)これは弾に土台のツラ合わせなどを、やってもらわないと
こちらじゃちょっと手がつけられないなぁ、と思っていた。
こちらは座敷の土台を解体したこともあって、自分で
しなくてはと思っていたのだ。その翌日のことだったから
昨日は一日がかりでこの大引き1本を決めるだけで
もう手がいっぱいだったよ。とそのままを言えば、
それはそうだろう、とのこと。初めはこんなもの誰でも
大変さ、とあまり語らない口ぶりでぼそっと。ともあれ
水平なんかとっても無理だから、通りが真っ直ぐかどうかを
見るんだと。お手本を。なるほどというかんじ。
こちら、よろみ村では鶏小屋や馬小屋から車庫まで
これまで15棟は建ててきたように思う。けれど
ある大工さん曰く、わしらはこんなんできんわ。
という通り、チェンソーでやる荒っぽい、どうあっても
建てるみたいな作りだから、こちらみたいなものでも
できたのだが、いざ建築の細かい仕事となると
基礎的なことはもちろん、道具も段取りも要領も
全くだめで、そんなところへ大工さんの登場だから
こちらはもう感心することばかり。今日などは蒸し暑さが
ぶり返して、少し動くだけで汗びっしょりで。ともあれ
大工さんこちらがどうでも一人でできるところまで
やってくれたのだ。