古今和歌集

2020-01-22 22:53:04 | 日記

 17日から東京にお話会で出向いて来ました。そういうところでないと出会いがない人たちもいて、そのことがうれしい、有り難いのだ。友の家に泊まることに。外食はしないし、気を使わせるものみたいでどこに行ってもよくしてくれてなんとも申し訳ないというか、ありがたいのだ。しかし先度出向いた時もそうだったけんど、帰ると鼻がぐずぐずしている。どうもね、風呂温度が違うのだ。こちら五右衛門風呂だし毎度ちんちんに熱い湯に入るのが日課というか、趣味になっている。それでいわゆるの家庭風呂に入ると、みんななんでこんなぬるいところに入っているのかと思うほどぬるい。それで身体の体温調節機能がダメらしく、汗もそうだけど鼻で調節しているらしく、ぐずぐずと鼻水が止まらないことになる。ともあれそこでお会いした皆さまあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。お陰さまで17日18日と両方とも盛況でした。

 そんな鼻ぐずぐずの中、昨晩は古文の会でした。

今回の段は恋の長いところがようやく終わって、哀傷歌、と雑歌のところです。

834 夢とこそいふべかりけれ 世の中にうつつあるものと思ひけるかな

                              紀貫之

 現代語訳 この世はまさに夢以外の何物でもなかった。だのに、今度あの人に

死なれるまでは、私はこの世に不滅の「現実」が存在するのだとばかり思っていた。

 

861 つひにゆく道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを

                          在原業平

 現代語訳 死というものが人生最後の行路だとは、前から聞かされていたのではあるが、それがきのうや今日旅立つべき道であるとは思わなかった。

 現代語訳がもう一つで作者の切実さがもうひとつ汲取れぬくいかもと思いつつ。この無常観はこの時代からはっきり出て来たようで、いまの我らとほとんど変わらぬ。1000年前と明らかに違うのは、死がとても目の前にというか、病院で知らぬ間になくなるということはないわけで、誰かに看取られながらいく有様の中でも、自分の番というのは認め難い。その認めがたさを超えて、それはそれとして押し寄せてくるありように否応なくはいである。

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真っ白

2020-01-16 20:26:05 | 日記

 朝起きがけ布団の中で、雪が降っているような気配を感じて目が覚めた。なんだろうこの気配って。妙に静かであることや気温としての温度じゃなく部屋の中の凍みている感じが違うようだ。うっすら積もっていて久しぶりの銀世界だ。なんだろうこの清新なかんじは。この清新さがいいよなぁと身体を震わせながら、思ったんだ。そんななか勉強会でした。真宗の佐野明弘さん、もう彼とも20年近くのお付き合いになるでしょうか。今では本願寺派では有名な方で日夜国内を飛び回っておられる。そんな忙しいなかを、泊まりがけでこられる。毎度こちらの思い込みを壊してくれるありがたい方である。来月の22日23日は櫛谷宗則さんです。この方は、もう45年ほど前の禅道場での先輩です。内山老師の高弟で最後までおそばでお世話をしておられました。22日は午後2時から、23日は午前9時からです。現成公案の講義をしていただきます。

 

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お話会のこと

2020-01-10 20:05:17 | 日記

 この17日にまた東京の本屋さんでお話をすることに。二子玉川の蔦屋の本屋です。19時からとかで、都合つく方は来てみてください。今回も、ミラー和空さんが話を引き出してくれるそうです。もう一つ「アエラ」という雑誌(1月4日発売13日発行)に本の紹介ということでのりました。興味おありの方は、コンビニででもパラパラと見てください。こちとら、そのいずれも写真が載っており、(これがまたなんとも苦手なのだ)なんていうかどこぞのおっさんがおる。と言う感じで、あまり見たいとも思わない。こう言うのも自意識過剰だからでしょうか。なんとも面倒くさい輩、と言うか困ったもんです。

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山茶花

2020-01-09 20:10:55 | 日記

 今までここの山茶花がこんなに咲き誇っているなんて、信じられない。というか、なかったんだ。で、この山茶花はダメなんだ、となんとなく思っていた。けれどこの朱色が好きで大事にしていたのです。そんな山茶花、この冬、なんと今だに満開というか、咲き誇っています。ダメだ、なんて言うてごめん。単純に気温の問題だったのら。それほどにゆるいと言うか、雪のない冬をここにきて40年、初めて味わっています。昨日は哲学の会で七尾に行っていたのですが、途中からまるで台風並みのお天気で、嵐もそうなのですが。家の中の方が寒い、それほどに外に出ると生温かいこのへんなかんじ。今吹く風が、半年後に巡り巡ってここにくるのだとすれば、確実に今年も異常気象間違いないようです。それほどに不気味で変な気候だ。

 イランとアメリカちょっとヤバイ。ここでもまたトランプです。こういう本気で政治をやっていない人が、あのアメリカの大統領になるとこうなってしまうという、いい見本のように思います。たかが一票ではないようです。この島国も然りです。経済やいいことばかりを思い描いてぼんやりしていると、とんでもないことになってしまうように思うよね。

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書き初め

2020-01-03 21:59:37 | 日記

 あけましておめでとうございます

今年もよろしくです。雪のないお正月は何年ぶりでしょうか。何回かはありましたが、その後、雪はたっぷりとあったと。しかし今のところ雪が降りそうな気配はまったくない。とてもラクなのですが、これじゃダメだぜと、この身のどこかで言うているような感じがします。そんな中書き初め大会でした。書くぞぉと帰省する前から準備していたもの、これから書き初めをやるからと言った途端に逃げ出すものやら色々ですが、たくさんの人が書き上げました。書き上げて持って帰るものもいて、みんなのものを載せることはできませんでしたが。

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