稲刈りだぁ

　ようやくお天気が続いて稲刈りが順調だす。

いつもは6時過ぎから坐って、だけどそれだと

よろみに9時に着くのは少しきついので、6時過ぎに

ご飯を食べて、それから少し坐り、梵鐘、朝課と

続いてお茶を一服して出る。田んぼに入って仕舞えば

あとはコンバインが動くままに、動く。

乾燥機がいっぱいになれば今日の分は終わり、

こちらはまたそそくさと帰る。

そんな日常だったけんど。家のものは晩御飯も、と

誘ってはくれるものの、何せ風呂に入ってご飯を食べれば

なにやらそれだけで、もう用がすんだみたいで、それから

車を運転して1時間弱帰ることを思うだけで、しんどくなる

思いだった。

けれど、何かご馳走しようと思うけれど、ご飯食べていかない

などと言われると、嬉しく、ほんならということで、

久しぶりに皆と夕食を囲んだ。手巻き寿司だった。

娘たち夫婦も来て賑やかで、こちらは風呂上がりに布団に

潜り込んで少し眠っただけでスッキリと。

お陰で何やら、いつもだったこの賑やかな食事の風景

あらためて暖かく、家族の温さをだきしめるようにして

七尾に。暗い中から一人残された子猫が甘えた声で擦り寄り

これはこれでしあわせのひととき。

稲刈り初日

 

　昨日はよろみで稲刈りをしてきた。

初めのうちは順調で、餅米田が４枚あり

1日で４枚は、厳しいかな、などと言って

いたんだ。けれど田んぼはよく乾いて

コンバインもスムーズに動いて快調

だったんだ。３枚目も半ばが過ぎて

この調子なら４枚も楽勝だなぁ。

などとやっていたら、急に具合悪く

見ればキャタピラー（ゴムだから

クローラという）が切れそうになって

足元から外れている。

ともあれ、そのクローラを外すのだが

コンバインをジャッキを使って上に持ち上げて

という段取りで外し、それをまた元の位置に

入れ直すという作業。こんなことを田んぼの中で

いろんなものを道具に使って、やるから３人で

その都度必要なものを寺に帰って持ってきては

することになるから、3時間かかり切りで

なんともだ。それから手で刈ったものだけを

脱穀して道路の上にまで引き上げて終了だった。

新しいクローラを農機具屋に注文すると、

明後日には届くということだった。

毎回の如く最初はトラブルがないと、ダメ

っていうのも困るんだけどなぁ。