山本さんのこと

2011-05-29 11:50:10 | 日記

           

 昨日3時頃か、滋賀県朽木村針畑郷からやってきた。彼とは初めて、奥さんのひとみさんは2年前の5月の勉強会にきていたのだ。その縁で、連れ合いの啓子が、去年京都で展覧会をしたときにお邪魔したのだ。啓子さんはよほどそのお家や,村の様子が気に入ったのか、

感動の面持ちで喋っていた。朽木村,冬にはやはり積雪2メートルとのこと、福井県,京都と隣接している日本海型気候の山村であるらしい。彼らはどちらも京都,大阪からの移住者である。都会の暮らしに飽きた。とでもいうのでしようか、追われるような暮らしから、もっとそうじゃなく自分のみにあった営みをしたいということだろうか、山本さんは京都で会社勤めをしてからの転身で、山に入って17年という強者、ひとみさんは青年海外協力隊で鍛えた強力ペアーである。こういう人たちが山暮らしをはじめだすと、日本もすこしづつ変わっていくなー,かわってほしいなーと思ったのでした。
 彼らがいる間は,折しも台風がきていてこちらも田植えはできず,御蔭でゆっくりとお茶をのむことができたのでした。 

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栗原次郎くんのこと

2011-05-27 22:29:36 | 日記

新聞の片隅,小さな記事、アラスカで雪崩、日本人2人が遭難死、カナダ在住クリハラジロウ。もしかしてと思いしらべたらやっぱりあの次郎さんのことだった。彼がカナダにいることもしらなかった。でも次郎さんのことはずっと気になっていたのだ。彼が学生の時、初めてここに来て,それから1人で何回か来たのだった。カメラマン助手になったとき、やめてしばらくぶらぶらしていたとき、山登りにはまったとき、登山靴職人になりたいなのとき、きゅうに思い出してしまい涙がこぼれた。彼ならきっとそのうちぶらりとあらわれてなにごともなかったように、しなやかに喋りにくるだろうとおもっていたのだ。
そのうちあちらでゆっくりとかたろうぜ。

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なんのはなしに

2011-05-27 21:51:31 | 日記

                                                                                              

 

 鎌倉・材木座で鍼灸院のマスターである雅哉師とは年来の友である。期せずしてこの4月から2人ともパソコンをやりはじめて、毎日のようにメールを

やっている。彼は論理的な人である。ぼくは情緒的といいたいところなれど
まあいいかげんなんである。そんな2人のやりとりもここに公開することにした。でそのやり取りの一部である。
厳密にいうと価値判断ということや,考えるということがそもそも
1人ではできぬはなし。常に社会や現代のなかにいてはじめて成立すること
だものね。だからどういうのだろうか、有り体にいえば自分というものを
客観視できるということだろうけれど、ふつうは自分は自分と疑いがないものね。
けれど、自分とはとひとたび本気で自身に問うと,困るもの。自分というものの
境界線が何ともあやふやだもの。考えるとか,価値判断ってだれがやっているのか
むずかしいことは、しばしばある。

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田植えのこと

2011-05-25 21:26:09 | 日記

もう5月も末だもんな。あのほっかほかの新緑は、いつのまにか山ぜんたいが 濃い緑になっている。そんななか山法師、つつじ、谷空木の花が彩りをそえている。  田植えだ。なんというんだこのよろこびは,さわやかな風,光り輝く木々と水面、そこに苗をさしていく。30年前の始めの頃そんな田植えを,大地との雄大なるせつくすと言ったことを,唐突におもいだす。  今日は、3男で京都で料理修行にいっている鹿と、山暮らし願望の千春さんが手伝いで田んぼにはいっている。2人とも田んぼが新鮮らしく、あっワラビとか蛇だあ、モリアオヤマカエル、などとやっているものだからにぎにぎしいというか、楽しいのであるよ。  なんだかね、仕事だからもちろん真面目にていねいにやるんだけれど、よそ見しながらしかもなんというんだこのうれしいかんじ、ありがたいかんじ、今年も無事に御蔭さまでとほんきでちょっとだけおもうものね。 

 

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山法師の花が咲いた

2011-05-22 14:34:36 | 田んぼのこと

山法師の花が好き。真っ青になった山に,この白い十字の花が似合うのである。清楚、おだやかそんな気をはなっている。
  今日はソウルの話である。ソウルはネムさん、れいちゃんの大切な息子である。高校ではピッチャー。彼がそこにいるだけで
そこらじゅうを明るくする。彼が喋ると世の中には何の問題もないのに,みんなどうしてそんなつまらない顔をしてすごしている
のかといわんばかりである。もちろん彼も悩み,困っているだろうけれど、そんな姿がにあわない。
  なにかやりたい、でもなにをどうやったらいいのかみえないでもがいている。それで
つてを頼ってニューヨークでしばらく暮らしてみたり、東京でがんばっていた。けれど、
このたびの震災、原発もんだいを期に仕切り直しで帰って来たのだ。ここにきてもう5日
ほどだろうか、田植えや座禅とここでの日常を懸命にやっている。田植えも座禅もはじめての経験,どうですかと聞くと、田んぼも座禅もなにか大きなものを感じているようす。これからの彼になにかひらくものがはいるといいな。

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