先日どうやら大工作業が終わった。
まだ細かいところ何箇所かあるが。
この寒波で養生できるところはして
おいたが、洗濯機の上の取り付けパ
イプがひび割れていた。最初はポン
プそのものが凍結と思ったが、そう
ではなくだった。いろいろ外して見
ると取り付けるときに、少し傷をつ
けたようでそこが割れていた。ホー
ムセンターに買いに行くと、見事に
多くの人が養生なり、修理をしたの
だろう。その棚が品薄になっていた。
話は唐突に変わる。学友ポン友の
一人が食べ物の話になると、必ずの
ようにサバ缶の話になる。こちとら
金沢の出だし、毎日のように魚類は
食卓にあったから、そんなサバ缶な
んていうものを知らない。ちなみに
彼は山形の内陸の方である。
あるとき買い物中にそのサバ缶な
るものを、見つけたのだ。それでど
れどれと、一つ買っておいた。それ
はもう暑い頃だった。で、昨日おぅ
サバ缶かーとスマホのレシピで調べ
た。存外簡単で適当にアレンジ、白菜
をゴマ油で軽く炒めて、そこにサバ
缶を投入。熱くなったところへ卵を
入れて混ぜた。これなかなかの一品
になった。大根を手羽先と煮てあっ
たから、それで大満足。今晩はどう
しょうか、と夕方になって決まらな
い。このところ昼飯をテキトウに済
ませることが多い。面食いが麺が食
べれないと、何か大切なことを見逃
しているような気になっている様子。
そこは一人の強みだ。夕飯に麺を食
べることが増えた。昨日のサバ缶を
うまく食べる方法がないものかと、
思案していたら急にパスタだ、と
パスタにした。昨日のそのサバ缶煮
にトマトケチャップを加えて、うん
これも上手かったなぁ。なんとも遊
んでる感じがいいのだ。
土曜日曜と龍昌寺で冬の勉強会があ
った。講師は佐野明弘さん毎冬講義を
してくださって、もう20年ほども経つ
のだろう。佐野さんはやはり問いがは
っきりとしているせいでしょう。いつ
も講義が真新しい。聞いているこちら
が問われているんだ。だけどいつの間
にか知ったかぶりになっており、こち
らが問われているにもかかわらず、ぼ
やけているようだ。
久しぶりでよろみの夜を迎えた。ち
ょうど晴れたせいもあり、やはり星座
の輝きに圧倒される。こちらにいても
毎晩夜空を見上げている。がその分今
の輝きしか見えないわけで、そこを越
えるようなものに出会えてようやく現
在の姿を知ることになる。これは風景
も学びも同じことなんだなぁと思った
次第。
天気予報で10年に一度ぐらいの寒波
がくるという。この表現台風や大雨の
時もそうで、こちとら天邪鬼なのだろ
う。どれくらいかなぁとどこかでたか
を括っているようで、これらも学びと
つながっているようで、そのときにな
ってあたふたと慌てふためくのだ。
このところお天気良くなんとも淋し
いが（雪が降らないから）、日々の暮
らす上ではやはり快適だ。昨日も今日
も朝がよく冷え込んでここでは零下ま
で下がっただろう。本堂でじっとして
いると、それだけでじんわりと冷えが
全身を包む。それがまた大きな声で読
経することで、その冷えを追い払うか
のようで、何やら自分でも可笑しい気
分になる。
むたむたとやっているうちに、はや
1月も半ば近くになって、まだ大工作業
をやっていると、少々焦り始めてきた。
なんだかそこそこに来客も来るし、な
んか用事もできるわけで、そんなこん
なで過ごしていると、瞬く間に時は経
つ。話は唐突に変わるが、冬の星座は
やはりいいのだ。よろみの山の中と比
べると、そりゃ仕方がない、けんど冬
の星座はいいんだ。ふだん曇っている
分、晴れると透明度がますようでよろ
みの山の中ではまことに輝きがクリア
だったんだ。で、オリオン座がでんと
真ん中に構えており、それがなんなの
か蜘蛛の巣のように見えて面白かった。
天の蜘蛛の巣で何を捕まえようとして
いるのか、などと巡らしていたらあっ
こうやってオレを捕まえているんだ。
と気づいた次第。
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