能登門前のあすなろ通信79が届きました。そこから転載します。
「ー略 一番大切な食べ物は、何と言っても美味しい空気と水。これさえ充分にあれば、一日の始めは、良いスタートが切れる。
畑に出かけるのは、七時過ぎ。その時刻で、もう日差しが激しく、すげ笠を被って、野良仕事をする。今はカラカラに渇いた野菜に水をあげるのが仕事だ。野菜だって、こんなに暑くてはやりきれない。冷たい水も欲しいのに決まっている。幸いに近くにある井戸水をもらっている。井戸水は触れているだけで、ヒンヤリして気持ちがいい。雑草は野菜と違って、どんな強い日差しでもびくともしない。その強さ、たくましさは、雑草の雑草たる所以だ。その強い雑草のお陰で畑が守られている。育てなければいけない野菜は、放っておくと雑草に圧倒されてしまうが、近頃のような水不足には、強い味方となって、野菜を保護してくれる。自然には、本来無駄なもの、要らないものは、一つもない。ただ私たちのその時々に、都合が良いか、悪いかで振り回すだけだ。ー略」