生きるということ

2013-06-16 21:06:51 | 日記
 このことは何度書いても、直ぐ忘れる。直ぐ忘れるようにできているのだ。生きているということだ。生きているということ、あたりまえのことながら、いっこうにその事実が解らない、いつもわからないままわたしという思い込みのまま、わたしをただやっている。ただとは失礼なことかもしれん。本人はいたって前向きであったり、懸命であったりする。けれどそれぐるみ、そのかんじんの生きているというこの単純な事実を忘れてともかく、自分の思いにだけ忠実に暮らしていて、その思わくから外れるととたんに気分を損ねてだだをこねてしまうのである。そうこの年になっても変わらずそうなのであるから、ガンコの大バカものであるはずが、そうはちっともおもわず、これだけが可愛くてしょうがない。だからレヴィナスではないけれど、他者という存在が有りがたしなのだなぁ。
コメント
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