春江のメモ用紙

楽しく節約、なるべく捨てず、売る断捨離。
エコロジーを目指す、私のシンプルライフ。
ほんの少しですがご紹介します。

2007年:下半期に読んだ中で、よかった本

2007年12月28日 | 感想・日常
井形慶子「お金とモノから解放されるイギリスの知恵
この中に出てくる「国内最大手の広告代理店」とは電通です。
私もサイトをやりながら、「私の敵ってなんだろう?」と思っていましたが、これを読んではっきりしました。
もっと使わせろ、捨てさせろ、ムダ使いさせろ、季節を忘れさせろ、贈り物をさせろ、ペアで買わせろ、流行遅れにさせろ、気安く買わせろ、混乱を作り出せ
私がずっと戦っていたものは、30年前の電通だったのでした。

江國香織「がらくた
江國さんの小説はいろいろ読んでいますが、ちょっと変わった人を魅力的に描く作家だと思います。
私が嫌悪する言葉はいろいろありますが、その中のひとつが「普通の人」。
ナンバーワンよりオンリーワンが好きだし、好きというか当たり前だと思っているので、よしもとばななさんとか江國香織さんは好みの作家です。
主役がいて、相手役がいて、ライバルがいて、脇役があるという分かりやすい相関図がイヤなんですよ。

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女
今年見つけた作家ですが、文学賞がからんでくると、嬉しいやらさみしいやら。
4冊くらい読みましたが、これが一番好みです。
怪奇物と学園物を得意としていらっしゃるようで、両方とも避けたい分野なのですが、それでも惹かれるのはやっぱり作品の構築力や文章力なんでしょうね。
男子学生が純粋に惚れてしまうんだけど、その相手の気ままなことといったらないですね。
男性から見ると、女性ってこういうものなんでしょうか。

今年は読書に明け暮れていました。
現在は忙しくなってきていまして、本を読むすきま時間がなかなか見つかりませんが、本を読むことはゆっくりでも続けていきたいと思います。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えくださいませ。
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