春江のメモ用紙

楽しく節約、なるべく捨てず、売る断捨離。
エコロジーを目指す、私のシンプルライフ。
ほんの少しですがご紹介します。

ペンは銃よりも勝つ

2004年09月11日 | newsを斬る!
9.11。
テロの恐怖を世界に知らしめたあの事件から3年。
あれから何かあると、まずテロが疑われる日が続いています。

ロシア学校占拠事件は記憶に新しいところ。
あの非道な事件を見て、テロに対する怒りがこみあげるのは私だけじゃないはず。

長年の恨みが積もったものなのだろうけれど、こんな非人道的なことをして、理解が得られるわけがないです。
理解が得られるのは芸術。
映画や絵画や文学。
世界の人の心をゆさぶるのはこういうものを作るしかない。
勝つにはそれしかないんです。

ペンは銃よりも勝つ。
テロを繰り返しても、憎しみが生まれるだけ。
何も前に進まない。

そして先進国。
戦争はよくてテロは非道なのか?
そんなわけがない。憎しみが更に大きな憎しみを生むだけ。
こんな悲しいことは、もう終わりにしてほしい。







スポーツに必要なもの

2004年08月30日 | newsを斬る!
オリンピックが終わりました。
半ばまではいい感じだったのですが、やっぱりありましたね。
審判の不手際とか、ドーピングとか。
室伏広治選手なんか、複雑な心境でしょうね。
ドーピング違反で上に上がるっていうのも微妙だろうし、アヌシュ選手と親しい間柄だったと聞いたので。
とにかく終わって、日本のメダルは最終的に5位でした。
メダルの最高記録更新は、競技が増えてるからだとか、へそまがりなことを言う人もいますが、5位なんだから、やっぱりすごいんですよ。
選手の努力だったり、それを支える技術の進歩だったり、ドーピング検査の強化による成績の伸び悩みだったり、日本選手団の雰囲気だったり、私たちの応援だったり。
いろんな要素があるんでしょうね。

私が本当によかったと思うのは、女子マラソン。
代表選びにこじれにこじれ、世論をあれだけ騒がせてのオリンピック。
それが、野口選手の金メダルをはじめ、全員が入賞したのだからすごい。
走り終わってからのそれぞれのインタビューも、高橋選手のコメントもよかった。
生で見ていたのですが、有森さんの解説もよかったな。
みなさん、大人の対応でした。

スポーツにも、知性が必要だってことですね。

五輪の半ばに思うこと

2004年08月23日 | newsを斬る!
今まで知らずにいたのですが、メダル数、すごいんですね!
これみてください。日本って3位なんです。
知ってました?

オリンピックって、それぞれの選手が力を出し切ればいいのであって、どこの国がメダル何位だとか、いくつメダル取ったとか、そういうの好きじゃないなあ、って思っていたのですが、3位なんてすごく嬉しい。
やっぱり私、日本人なんだなあ、とこういうところで思います。

オリンピックの故郷に戻っての大会は、ドーピングとか、テロとか、審判がおかしいとか、そういうのも今のところ聞いてないし、とってもいい雰囲気できてると思います。
202の国が参加して、スポーツを競うというのは美しいなあと思ったりもする。

観客席で国旗が振られるのを見ていると、それぞれのお国柄とか、言語や宗教やいろいろあって、それぞれの事情や思いがあるんだな、と思います。
でもその中で、頑張る選手たちはいろんな人の支えや励ましを受けていて、開会式のあの群集がみんな1位を目指してる。
そういうことが、単純にきれい。どの選手のCM出演料だの、商品価値だの、っていうのはくだらないと思う。
そんなことを目指して練習してるわけないもの。
悔いが残らなければそれでいいじゃない。悔いが残ったらまた次があるじゃない。
ただ、それだけのこと。ドラマなんかなくていい。
選手は、少なくともまだ芸能人じゃない。

靖国参拝

2004年08月16日 | newsを斬る!
昨日、8月15日の終戦記念日に、4閣僚が靖国神社に参拝し、首相は千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花しました。

これに対し、中国外交部は「深い遺憾の意」を表明しました。

靖国神社のホームページを見ていたのですが、要するに、外国との戦争で日本を守るために、亡くなった人々を神として祀っている、という認識でいいのかしら。

北朝鮮という国を考える時に、なんか戦前の日本にダブってしまう私です。
今回のアテネオリンピックも、北朝鮮でテレビ放送できるようになったらしいのですが(今まではアナウンサーが喋るだけだったらしい)、それも生放送ではなく、編集。カッコいい部分だけを放送すると思われ・・・・。
報道が規制される点や、金総書記を崇めているところとかが、似ているような気がする。
そりゃ、日本は核開発もしなかったし、拉致もしなかったかもしれないけど。

南京大虐殺についても、中国が資料を捏造したとか新聞で読んだことがあるんだけど、それを抜きにしても相当ヤバイことはしてるわけで、私だって見にいったことがあるわけじゃないけど、日本が原爆投下を忘れないように、中国も忘れないでしょう。

日本にはああいう「間違い」があったからこそ、原爆投下や敗戦があって、それでやっと平和な国になれたような気がします。
報道規制がされている北朝鮮や、戦争に勝つと大統領の支持率が上がるアメリカは、本当にこわい。
いろいろな「真実」が広まってこそ、恒久平和が訪れると思うけれど、自分に都合がいい報道しかしない国ばっかりでは、平和はありえない。戦争は戦争でしか鎮められない。
そんなことを考えていると、インターネットに可能性があるのではないかと思うのですが。

ヒロシマに想うこと

2004年08月05日 | newsを斬る!
明日ですね。

広島に原爆が投下されたのは、1945(昭和20)年8月6日午前8時15分。
長崎に原爆が投下されたのは、8月9日午前11時ごろ。

原爆が投下されたのは日本だけです。

もちろん、原爆だけが特別ではない。枯葉剤だって、毒ガスだって、対人地雷だって、ありとあらゆる残酷な兵器が今まで使用されてきました。
兵士たちが撃合うのも悲しいけれど、こういった化学兵器の残忍さには憎しみを感じます。

アメリカは化学者を集めて原爆開発をすすめました。
原爆のアメリカ独占に脅威を感じた化学者、オッペンハイマー博士らは、その製造情報をソ連のスパイに提供。
日本原爆投下の前、1945年はじめのことです。
ソ連は4年後に原爆爆発テストに成功。
その後は、両国が競い合うように核兵器を作り続け、冷戦の時代に突入していきます。

化学は国家間の戦略によって、急速な進歩を遂げました。
最近では、危機的状態にある地球を救うような化学開発が進み、一人一人の意識が変わりつつあります。
人間の愚かさと、尊さと、地球環境のこれからを想って、明日は黙祷を捧げたいと思います。

中島らもさん、急死

2004年07月27日 | newsを斬る!
びっくりしました。

中島らもさんが亡くなったとのことで・・・・。
本当に残念でなりません。

著作を何冊も読み、ラジオも聞いたり、リリパット・アーミーを観にいったり、私はらもさんが好きだった。
気取らないところや、自分らしさを持っているところが大好きだった。
今年は、本当に作家が亡くなりますね。
それも、私が好んで読んでいた作家ばかりが亡くなって、悲しくてたまりません。
生きるというのは人が死ぬのを見ていくことなのかもしれないけど、それにしても・・・・・。

私が読んだのはらもさんの著作数からみればわずかかもしれませんが、
「今夜、すべてのバーで」や「白いメリーさん」、「中島らもの明るい悩み相談室」は大好きです。

侠気のある男っていうのは、自分がピンチのときには友人の前には出たがらないものだ。自分が困っていることを悟られると、相手は頼まなくても自分を助けようとしてくる。迷惑がかかる。だから自分の調子がいいときはひんぱんに声をかけてくるが、困ったときには便りをよこさない。(「空からぎろちん」より抜粋)

らもさんは、こんなふうに当たり前みたいなことを、意識して書くことができる人でした。
麻薬で捕まったりとかもしたけど、貴重な方だったと思います。
鷺沢さんの作品の抜粋も、このノートにあったので書いておきます。

自分ではナチュラル・ハイだとはこれっぽっちも思っていないので、こんなにカッチョいいエッセイなんだからすぐに誰かに読んでほしいなあ、そりゃもう是非、とか思っている。で、結局ファックスを持っている友人すべてのところに断りもなく送りつけまくる。(「月刊サギサワ」より)

抱きしめても抱きしめても、捕まえたと思うとするりと腕の中から逃げていく。それは濡れた石鹸にどことなく似ていた。(「スタイリッシュ・キッズ」より)

本当に、かけがえのない人を失くしてしまいました。かけがえのない人たちでした。




最高気温と光化学スモッグ

2004年07月20日 | newsを斬る!
暑いです。

東京では、今日39.5度!
7月の最高記録を更新しました。
どれくらい暑いって、体温より高いのはホントやめてもらいたいです。

私が住んでいる千葉県では、連日光化学スモッグ注意報が出ています。
数日前、網戸にして風を通して、やりすごそうと思ったら、クラクラして頭痛と吐き気がしてきました。
外で運動するなっていうのはよく聞くけど、部屋の中に居ても危険なんですね。

そもそも光化学スモッグとは。
自動車などの排ガス、二酸化窒素が、太陽の紫外線と化学反応を起こして発生する「オキシダント」による大気汚染、という認識でいいでしょうか。
とくに晴れた日、風のない日は要注意です。

先日の私の場合は、目を洗ってうがいをしたら、ちょっと楽になりましたが、やっぱりお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
あれ以来、光化学スモッグの放送が流れている間は、エアコンをつけています。
でもこのエアコンというのがくせもので、エアコンつけると外気は更に暑くなるんですよね。
できればベランダの打ち水で思いっきり日本風に涼を感じたいんだけど、・・・・・・・・。

明日からは図書館にでも駆け込もうかなあ、と思案しています。

1票の重みを参院選から考える

2004年07月12日 | newsを斬る!
参院選が終わりました。
1票の重み、今回はどうだったでしょうか。

こちらが今回の結果。
辻元清美さん、青島幸男さん、鈴木宗男さん。
知名度が高く、話題になりながら、惜しくも当選できなかった方たちですが、こんなにも多くの票を集めているんですね。

一方、一番少ない得票で当選した鳥取県の田村耕太郎さん。
人口が少ないこともありますが、自民・民主の接戦ぶりが、こんなところにも影響しているのでしょう。

格差は4.73倍。
この差を減らすには、どうしたらいいか。
人口の少ない県同士を1つの選挙区にすればいいのか。
比例区に1本化すればいいのか。

確かに、1票の格差は問題です。すべての国民は法の下に平等である、という憲法から逸脱しているように感じられます。
でも、選挙区の選挙は、地方それぞれの議員が、国会に地元の声を届けることにつながるのではないか。
それこそが国会のあり方のようにも思えます。
簡単に割り切れる問題ではなさそうですね。

参院選間近・・・・

2004年07月06日 | newsを斬る!
11日の日曜日が参院選の投票日です。
もう投票する人は決めていますか?
私もそろそろ決めねば・・・・と思い、ネットで調べつつ、今決めたところです。
不在者投票は投票率がいいらしいですね。いい傾向です。

聞いた話によると、一番最初に投票所に行くと、確かに投票箱かカラになっているか、確認させられるらしいですよ。
確認してみたいもんですね。
朝早く行くと、うちのほうでは粗品がもらえることもあります。
投票というのは、権利であって、義務じゃないんだから、そこまでしなくてもいいのになあ、って思うのですが。
もらえるものはしっかりもらいます。サービスいいな♪

よく、「投票するような人がいないから行かない」なんて聞くんですけど、これちょっと不思議。
だったら、自分で立候補すればいいのに、なんて思っちゃう。
私だって、100%信じて投票なんかできないけど、その都度よく考えて投票しているつもりです。
「無党派」ですが、棄権したことなんかないですよ。
投票することによって、政治への関心が変わったのを自覚したし、悪いことはないと思う。

11日はぜひ、投票に行ってください。
最近暑いので、なるべく朝早くに行きたい、と思っています。

自殺問題を考える

2004年07月05日 | newsを斬る!
脚本家の野沢尚さんがお亡くなりになりました。
とても残念です。

今回は、年々増えている、自殺問題についてです。
参考資料。
平成10年から激増しています。やはり無職者が多いようですね。

これを見ると、自殺が多いのは「不景気だから」と言えそうですが、そもそも、なぜ死にたくなるのでしょう。
私にはそれがわかりません。
今日がつらくても、明日なんてわかりませんよ。
いいことがあるかもしれない。楽しいことがあるかもしれないのに。

はっきり言って、残された人が迷惑します。
「どうして、自ら死を選んだのだろう」「あの一言がまずかったのかもしれない」「ひょっとしたら、自分のせいかもしれない」
一人が自殺すると、近親者5人に大きな精神的ダメージを与える、という資料もあります。
ましてや、「○○さんのせいで死ぬ」と遺書を残すと、その人はいつまでも立ち直れません。
3年間も、病院に通いながら苦しんでいる人もいるそうです・・・・。

よく言われるのが、「頭が良すぎるから自殺する」って言葉ですけど、これってどうなんでしょう。
昔は哲学者が、今は作家が自殺しますよね。
「○○は何を言いたかったのか・・・・」
遺作のキャッチコピーでよく見かける言葉です。
私はため息が出ます。
死んだら、売れるんでしょうか?
鷺沢萠賞、とか野沢尚賞、っていう文学賞が出来るんでしょうか?

死は悲しいものです。
その人のお茶碗や、お箸や、洋服や、靴や傘が残っている。でも本人がいない。
どんなに空虚なものでしょう。
殺したり、自殺したり・・・・そういうの多いけど、痛みを、悲しさをどれくらいわかっているでしょう。
付け加えるなら、親より先に死ぬくらい、親不孝なことはありません。