今日は午前中所用で少し遅れましたが最近にしては珍しく?通しで店にいる・・・明日は午前も午後も送り迎えがあるので留守がちですので申しわけありませんがご了承ください、あとしばらく落ち着くまで時間かかりそうです。で、これまた別の125FL2。クラッチを点検しましょう。スペア・バッテリー・ホイール等外しまして・・・シュー汚いのは後でね。
ケースは簡単に開く。多少張り付いてるかも?ですが木の棒等でコジって良いです。真鍮ブッシュは当然減り等確認必要です。
真鍮ブッシュが当たる相手は矢印を中心側に押し込んで外れます。
クラッチ固定工具でアッセン自体を固定してクラッチナットを外します。このナットがいつからコレなのかは詳しく知りませんが、FL2はこれ多いですね。ホントならキャッスルナットに交換したいけど・・・クランク自体に溝が掘ってないから使えない・・・だからこれ使うしかない?キャッスルナットが使用可能な溝付きクランクの絵図はPX年度別カテゴリ過去記事参照して下さい。まあここで後に載せるかもですが。
50S・100・125ET3等のVintageや一部旧車GS等だとテーパーきって食い込んでるクラッチですが・・・PXはそのままスポリ・・・ロータリーバルブ系の旧車もこっちですね。
クラッチをバラすにはスプリングコンプレッサーですが、別にこれが出きるなら何でも良い訳だし、単なるボルト・ナットにワッシャーでも良い。万力に挟んで締め上げてもかまわない・・・
このクラッチは走行には何の問題も無かったのですが・・・Cクリップがギリギリ掛かってるって感じでアブナイアブナイ・・・センターに合わせましょう。
特に問題無かったので清掃・洗浄した後はミッションオイルに浸して組み上げ。コルク板は3mm。プレートは2,5mmでした。もちろん定盤並みに平らな作業テーブル上で各板の歪み無い事は確認しています。
まあこのベスパはFL2といっても125だからね・・・よくあるメクレ等は無し。これが200で雑な使用だと板の爪が半分近くに減ってたり・・・とか、クラッチアッセン側が拡がってたりとか・・・と、このFLタイプクラッチは軽くなった反面耐久性は少し弱いですね。まあどちらにせよラフな操作はやめましょう・・・
クラッチナットはFLタイプクラッチの初期タイプ辺りからいつまでかは?だけど真ん中のナットとワッシャーの別タイプ・・・コレは・・・ダメなんじゃないかな?FL2によく見られる?フランジ付きのタイプは頭が形状変わってて喰い込む。逆に言えばそこまでシャフト出さないと効果無いのだろうから弛み止めワッシャーは入れないが良し?真ん中のタイプは入れたほうが良い?この辺は人によってそれぞれ考えがあるでしょう。どちらにせよM12のピッチ1,5なのでその辺にはなくてネジ屋に注文だな。
締め付け時にもクラッチ固定工具があれば楽です。
ポイントってほどの事でもないけど、このネジ穴はエア吹いておいたが良いですよ。その上一旦軽くネジあてて引っかかりが無いかね。