今日はフラマグ側ケースを合わせます。しかし異常に時間かかってるね・・・フラマグ側のシールはこんな工具で入れてます。
本来なら外す必要なかったドライブシャフトを引きずり込みます。この工具は口が薄いので安心して引き込めます。まあ相手によって様々アタッチメント?あるけどね。 昨日停滞してる間に暖め時間と膨張具合を測定していたので今日はスンナリ。シールガイドをクランクにかぶせてズボッ!で、キックアームを動かしながら・・・でスポン!と入ります。ケースを叩く事はありません。ここも一発勝負ってほどたいそうな事ではないですけど、失敗して途中で止まったりとかしても叩いたらダメですよ。旧ベスパの中でもオイルシールがこのタイプはこんな感じで。たとえばオイルシールを外から後で組み込めるタイプだとこんな風に作業する必要はないですけどね。相手によって考えましょう。 あとは通常のクラッチアッセンやピストン・シリンダ組み込みのみで終わり・・・無事に動いてくれると良いけどね。
なぜか色々スンナリ進まないGL。汚い画像ばかりでウンザリ?私がウンザリです。シールを入れたクランクケースを暖めます。今までは下に電気火鉢だったんですけど先日からピーコックです。こいつは火力がいじれるので良いのかな?この23年間はなんとなくの勘とアナログ温度計でしたがこれまた新しく放射温度計があるので随時温度を計測しながらやりやすくなったような?
で、スポッ!と入ります。一応入れる前に上下ヒーターを止めて・・・カメラ構えて・・・なんてやってるとせっかく膨張したケースが縮みますので経過写真は勘弁。逆に今までの勘所でやってた作業も今回の放射温度計のおかげで熱しすぎでもなかった事なんかも判明してそういう意味では良いかも。今までは温度計の反応が遅いから熱しすぎ大丈夫かな?って気持ちもありましたので。 今回はあのオイルシール貫通用ガイド使いませんでした。こういうのはまだ部品単体の時点で数度シュミレーションしてみて結果が良い方でやってます。今回はガイド使うと逆にめくれそうな感じもあったので。ただ焼嵌めは一回勝負だからせっかくクランク入ってもシールがめくれてるとかだと気分は下がるでしょうね・・・幸い今まではそんなことはないですけど。予定外のシール問題からクラスタ等を外した事でその辺の?部分を再度点検してから組み上げます。たまにはキレイなベスパの写真を載せたいな。今日は出勤前にナフコに寄ったら電熱コンロがあったのでつい購入。今まで長年使ってた電気火鉢よりも良さそうな気がしたのでね・・・実際使ってみると一長一短・・・・お!って思ったら買ってしまう癖は治らない。(追記)シールついてるのは中古の仮シールつけて暖め温度に達した時のシール自体の温度を知るためです。
ケース暖めどうこうよりも問題発生・・・手持ちのオイルシールがRolfだったんで付いてた金属シールとは違うといえば違うんですけど、どういうわけか微妙にデカイ?なかなかケースに入らない!まったく作業が進まないので打ち込みはあきらめてクラッチ側に引きずり込む。って事はクラスタやらドライブシャフトやら外す・・・またいっこ面倒になる。
ケース開けたんだから全バラが当然って考えの方が多数でしょうが、私は修理箇所以外あまり触る気ないってタイプなのでね。しかしシール打ち込みがうまくいかないので引きずりこみました。あまりに嵌めあいがきついシールだったので打ち込みだと逆に途中経過がわからず不安なのでね。
最初の入りの時点でかなり苦しかったので使用はためらいましたが・・・一個しか持ってなかったので仕方ない・・・数個もってるべきでしたが自分でも最近管理できてなかったのでね。これからは前もって用意しておくように心がけてね。古い部品は誤差もある?
外す必要はなかったドライブシャフト。先日はスパイダーを見るために一番上だけ外してましたが、今回はケースから外したので四枚とも抜いて再度点検?ツバ付きってタイプね。しかしなかなかスンナリ進まないね・・・このGL。
ベアリング・クランク挿入の予行演習に大元の18年前のゴミクランクからベアリング外す。
ベアリングとクランクは当然はめ合いはきついね。だから逆に入れるのも当然きつい・・・クラッチ側にオイルシールでなくベアリングが出てるタイプなら良いけどその逆のパターンだと・・・ね。 クランクベアリングでこのタイプって昔はよく見たけどね。あまり良い印象はないね。18年前に交換したのは金属リテーナータイプ。 ベアリングの厚みサイズは12mm。面で丁度シールの接触面にくる感じ。まあなるようになるさ・・・遊びで外したベアリングでケースの暖め温度と時間を測定してスルリと入るタイミングを調べる。遊びだからベアリングのみです。作業相手のタイプによって手順は変わるのでね。まずはフラマグのキーを除去しなければ・・・最悪リューターかなんかで削ればいいのでその前にオートポンチを使う。
同化してしまってるキーの端にカツンと打ち込んでいく・・・すると反対側が浮いてきた。 無事取れました。クランク側にも問題なく安心。 ケースを分割するためにヒートガンで暖める。当たり前だけど一カ所だけをやってるわけではないよ。 分割する前は80℃を目安にしてました。軽く外れます。まあ分割時はオイルシールは再使用しないからかなり暖めても大丈夫ですけどね。 フラマグ側のオイルシールは分割前は大丈夫だと思っていましたが結構傷んでました。 クラッチサイドも暖めてベアリングがついた状態で取り出せます。それなりの力で押し出しはしますが。叩き出す必要はありません。旧ベスパのうちクランク→ベアリング→オイルシールって並んでるタイプはこうするのです。 オイルシールは想像以上に傷んでました。内部で分離。これじゃ吸い込むばかりですね。 在庫のシールと同寸法なので大丈夫でしょう。先日試そうとして結局しなかった方法ってのはクラスタを外してクラッチサイドベアリング・クランクはそのままでオイルシールのみ交換って考えてたけどやはり通常作業でしました。 ちなみに18年経過してるスパイダーはこんなもんですよ。ギヤ抜けなんか当然ないですけどね。