最近修理したばかりのKK氏のチャオ。前回はチョーク機構の不良でしたが、その時点でイマイチ釈然としない事はあったのですがね。20kmくらいの試運転では良好でしたしね・・・で、次におかしいなら電装だろうと思ってましたので、今日の入庫では迷わずエンジン降ろす。もちろんその前に見落としはないか確認はしていますがね。
マフラー・キャブ外したら今度はクラッチを。ちなみに入庫時点では普通にエンジン始動。試しにかなりの時間アイドリングで放置してみましたがエンジン停止の症状は出ず。熱くなると・・・電装がって図式になってませんが、ある意味ここしかアテが無い?それに症状が出たとしてもしばらくしたら復活ですから電装だろうと・・・
知恵の輪って程ではないですけどあんまりスンナリとは抜けないエンジンです。前段階でハーネスの被覆をかなり剥いて推測は確信に変わってますのでエンジン降ろしました。
チャオのフライはそんなに嵌めあいはキツイ方ではないと思います。クラッチアッセンで締まってるだけだしね。プーラーは専用品。
予想よりもかなり傷んでましたね・・・それとも最近ここまで進んだのか?傷んだ線は全て新しくします。
ハーネス引き直した後は元にセットします。
私はフライを固定する為に一旦クラッチアッセンを仮に取り付けます。
クラッチアッセンを再度外したあとに元通りにエンジンを積みます。
クラッチアッセンを固定したらベルトの張りをエンジンマウントで調整したら終了。
デコンプのワイヤー取り付け・取り外しはいずれもこの部分をドライバー等で押し込めば良いです。
で、エンジンは当然始動。ただ元々前回も調子良く、今回も入庫時点では良好。なので何の変化も感じられませんがね。ただあのハーネスの傷み具合では支障でるのは当然だと思いますのでこれで良しかな?あとはオーナーさんと同じ条件以上での試運転での結果待ちかな。過去に何度もやってるハーネス修理ですが久々のチャオなので点検ポイントでの記載。しかしチャオはハーネスの為にエンジン降ろしとこのへんはベスパの方が楽かな?