昨日まではスンナリ始動できたPX。今日は何故かうんともすんともらしい・・・オリンピック呆けには丁度良い仕事。このくらいの染み出しはベスパでは珍しくはないけどね。キャブケースから来てるのです。
キャブフロート室周辺がかなりの染みだし・・・増し締めでも良いかもですが念のため。
PXはこの六角ボルトがエンジン側にネジこんであるし、後ろのエアスクリューがケース外に飛び出してるからね。ネジ外したら、キャブ自体を気持ち前方へ・・・・で、外れます。
今回の染み出し箇所はこの二点。フロートやニードルではなく、フロート室のパッキンとそのトップのゴムパッキン。
パッキン交換後についでにオイルポンプの確認。フライ回せばオイルがジワ~っと・・・OKです。
パッキン交換後は燃料コックを開けたまま放置して、滲みの有無の確認。今回はトップのパッキンはアルミから昔ながらの紙製にしました。
土曜日にリヤにアルミホイール履かせたK子の75cc。今日中にフロントもね。今週からは棚整理も終わったし、入荷車両やらの整備で忙しくなるからね。で、これは完成後です。
自宅から持って来たET3のフロントハブ。シャフトは逆ネジなのでインパクトで・・・
何故かわざわざET3ハブをバラしてる・・・左はこれまた中古の50Sのハブ。オイルシールは違います。普通にハブをまるごと交換すれば良いですよね、普通はね。
シャフトとオイルシールが違うので、その箇所だけ抜き出して交換するための段取りを決めているのですが、なんでわざわざなのかと???思うでしょうね・・・
まず中古のハブが少し汚い!ってのがある・・・まあ倉庫にはキレイなのもあるから主な理由ではない。先日付けたサスのカラーのクリアランスの狭さ等考えてたら、ハブまるごと交換よりもシャフト交換の方が良いかな?ってくらいの思いつきなのですがね。タイヤ回してメーターギヤ外しておく。
普通にフロントブレーキシュー交換の感覚で進めていく・・・右は交換するためのET3ドラム。
オイルシールを外して、サークリップを外してからベアリングも外す・・・この辺の嵌めあいはきつくはない。
順番はとくにこだわらなくてもいいのですが、今回はシャフトにベアリングをセットしてからハブに引きずりこみました。
回り止めにドラムを仮セットしてシャフトの逆ネジを締めます。シュー側のベアリングにサークリップをセットしたら、ET3用のオイルシールを入れて完了。
これで無事に50SのフロントドラムがET3タイプになりました・・・リヤと違ってシューの幅・サイズ共に同一なので効率は変わらないのでメリットは・・・・
アルミを履くためだけのシャフト交換なのですね・・・こだわってるようで、タイヤはそのままだったりします。
チャンバーも八年経ってるから何か別のに交換したいけどね、一旦終了・・・K子が乗らない合間に少しずつ変わっていってるのです。
本日無事にK氏のRally200は納車・・・で、空き時間に私はK子のベスパを弄る・・・写真はその後の方ですよ。分かりにくい?フロントはまだですよ。
K氏はラリー納車の今日も御菓子をお持ち頂いて・・・ポルトです。K氏にはY氏から頂いたシュークリーム食べて頂きながら説明後、納車。ベテランだから特に問題無し。
スタッフは相変わらずいつ終わるか?ってくらい棚の整理・・・まあ出るわ出るわの部品だからね・・・その間、私は午前中にリヤサス交換した75ccベスパのリヤドラムをET3のものと交換する・・・もちろん倉庫から持ってきた中古です。
基本私はほとんど・・・と言ってもいいくらいインパクトは使わない・・・けどミニパクト導入したばかりだから初仕事。良い音!軽い!楽!これから多用しそうです。
75ccでもボアアップ前は50ccだからね、当然この辺はノーマルの50Sです。
なんでET3のドラムに交換するのか?はアルミホイール履きたいから・・・ブラックです。塗装悪いから塗ってから・・・だけど、まずは嵌めあいを見ないとね。
タイヤはそのまま・・・本当は交換したいけどね。これも先の話。アルミは軽くない!ただカッコだけ!
横で見ていたスタッフが「あんまりカッコ良くないですね・・・」ってまあね・・・先々ドラム自体はブラックアウトの予定です。結局このベスパはET3タイプのマフラー付けてるから見えないけどね・・・ドラム・シューがET3になっても特にブレーキ良くなった感じもね・・・まあ暇つぶし。新品使ってやる事ではないかもね。フロント周りは次回です。