年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

激安だからといって

2010年04月02日 | 築地市場にて
激安だからといって
ある山菜業者が「わらび」の製造中止の案内が来た。他の製造者の価格と比較すると今の価格と大幅に安く、他の製造者に変更できない価格だった。多分少ない原料と資材でゆっくりと販売していたのだろう。最近の副資材の値上がりと表示変更に伴う価格上昇が量を販売することで利益が出ることはないと判断したのだろう。人口減少に伴う需要予測は先行きの食品需要の減少を予測し、商品継続断念の判断するのが多い。ごく一部の食品がご当地の貴重食品となるまで減少することは食品の変化で普通のことである。
 ある程度の適正価格で生産者を確保しなければ消えてゆくのは当然のことである。日本ではクマの出るようなところで採れる山菜も、モンゴルの平原では平地でも採れる。輸送が確保すれば激安山菜となる。問題はモンゴル等の原料を使用して、国産と表示することである。また国内販売業者が価格の安いものを追求し、表示違反を暗黙に誘導することもありうる。表示違反を知っていて販売するのも同罪となるのも間もなくだろう。

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