参議院社会保障税一体改革特別委員会の審議が本日より開始しました。総理以下関係閣僚相手に、社会保障制度や消費税等の問題を議論しました。私は、同特別委員会の理事ということで、委員会の運営にも関与することになり、これから1ヶ月ほ社会保障税一体特別委員会が生活の中心になります。
昨日民主党参議員会派から3人も離党者が出たニュースは、衝撃でした。理由は、消費税引き上げ反対に加えて原発再稼動反対等ということですが、政治家として大きな判断が求められる局面に来ていると思います。私の役割は、社会保障税一体改革の議論を十分に行い、会派の全員がこの法案の意義を理解して賛成の投票をすることを促すことであります。20年間金融機関でほとんど国債や金利等の市場相手の仕事をしてきたので、国債への信認や金融市場の安定の重要さは痛いほど分かっている積もりです。欧州国家債務危機は、決して対岸の火事ではないとの恐怖感もあります。国家債務危機が発生した場合、社会保障機能が弱まり、年金生活者や低所得者等の生活弱者に大きな負担を強いることになることは、アルゼンチンやギリシャ、スペイン等の事例で明らかです。その意味では、この問題は党利党略を超えて取り組まないといけないと確信しています。