福島消費者相罷免

　米軍普天間飛行場移設問題で、福島社民党党首が消費者相を罷免されました。鳩山総理の５月末決着とは程遠い内容が現在進行していますが、日米合意に反した閣議決定が出来なく、またその政府方針への署名を拒否する以上、苦渋の選択ながら正しい判断であると支持します。
　今回の普天間飛行場移設問題で、日米地位協定、基地負担、東アジアの安全保障など様々な論点で議論がなされるようになりました。そもそもこのような国家の基本的な課題を解決するのに５月末との期限設定は無理があったと言わざるを得ませんが、政権交代を通じてこのような重要な問題を再検証することは大変有意義です。安全保障問題に関して、民主党と社民党とは微妙なずれがあるとすれば、小党に振り回されすぎるより民主党の考え方をある程度しっかりと打ち出した方が民主党の支持者や大多数の国民の理解が得られると主張します。連立や選挙協力という大きな枠組みも重要ですが、やはり是々非々の対応をしないと民主党そのものがメルトダウンしてしまうような危機感を感じます。