禁足とその結果

　本日民主党参議院国対より会派所属議員に禁足がかかりました。禁足とは、国会本会議等に出席するために国会か、すぐに駆けつけることができるところに待機しておくようにということです。今回の禁足は、国会同意人事等の採決で野党が反対して、賛否が伯仲する可能性があるので与党議員の本会議欠席は認めないという趣旨からのものです。
　果たして採決となりましたら、５０議席近くの大差ですんなり同意人事や他の与野党激突法案が採決され、ちょっと調子抜けでした。理由は、２４２名いる参議院議員で投票した人が２００名前後ということで、自民党を中心に４０名近くの野党議員が本会議を欠席したことです。衆議院では自民党はかなり強硬な国会運営をして、対決姿勢を明確にしておりますが、参議院では選挙前ということで参議院自民党は国会をサボりがちです。その意味では、重要法案の審議が衆議院で滞っていても、参議院では与党ペースで粛々と採決され、あえて国会延長する必要がないという構図が見えてきます。このことはマスコミが書かない国会の一面です。