財政金融委員会質問

　財政金融委員会で日銀に対する質問を行いました。戸田分館、天下り問題、ガバナンス等一年間程じっくり時間をかけて調査してきましたので、４０項目近くの質問を用意しましたが、持ち時間６０分では全部の質問をすることができませんでした。
　審議で明らかになったことは、随意契約の大口３社に対して、少なくとも８名の天下りがあったこと、日銀券受払業務が低迷しており７８０億円かけて作った戸田発券センター施設が過剰投資になっていること、また天下り先等の確保で施設が非常に高くなった恐れがあること、コムプライアンス軽視の事例があったこと等々があります。
　平成９年に改正された日銀法により、日本銀行の独立性が強化されました。しかし強化されたのは、あくまで金融政策の分野に限られているはずです。しかし一部では、無駄な予算や不適切な経費、金融機関以外の無制限な天下り等日銀の独立性の過大解釈がなされ、企業統治上適正を欠いた事例が散見されました。これらの問題を引き続き追っていきたいと思います。