アサヒ労組の定期大会が、久留米市にて開催されました。アサヒコーポレーションは、現在労使一体となり経営再建中であります。同社は、地元ゴム産業の有力企業の一つとして長らく中心的役割をしてきましたが、90年代に入り中国等から廉価な靴が国内市場に流入するようになり厳しい経営を強いられることになりました。
古賀委員長の挨拶や大会資料から、ブランドの再構築や企業価値の向上に労使が一体になり取り組む姿が印象的でした。靴などのようにコモディティ(日用品)の分野では、中国の廉価な労働力に押されて日本の製造業は危機的状況にあります。このような状況は、決して第二次産業にとどまるものではありません。光ファイバーなどの情報通信技術の進歩により、中国との激しい競争にさらされる分野は、コールセンター等の事務・サービス産業にも波及しようとしております。このことが、単純作業を中心としてなかなか賃金が上がらず、またコモディティ商品を中心になだらかな物価下落が続いていることの背景であると考えられます。
アサヒの労使一体となったブランドの構築、付加価値の追求といった試みは、これからの日本の産業のとるべき道として大変参考になると思います。トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」現象が身近なところで起こっていることを思い知らされた定期大会でした。
古賀委員長の挨拶や大会資料から、ブランドの再構築や企業価値の向上に労使が一体になり取り組む姿が印象的でした。靴などのようにコモディティ(日用品)の分野では、中国の廉価な労働力に押されて日本の製造業は危機的状況にあります。このような状況は、決して第二次産業にとどまるものではありません。光ファイバーなどの情報通信技術の進歩により、中国との激しい競争にさらされる分野は、コールセンター等の事務・サービス産業にも波及しようとしております。このことが、単純作業を中心としてなかなか賃金が上がらず、またコモディティ商品を中心になだらかな物価下落が続いていることの背景であると考えられます。
アサヒの労使一体となったブランドの構築、付加価値の追求といった試みは、これからの日本の産業のとるべき道として大変参考になると思います。トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」現象が身近なところで起こっていることを思い知らされた定期大会でした。