日本銀行より金融政策、今後の中央銀行のあり方をレクチャーして頂きました。量的金融緩和の出口政策は、今後健全なる金融市場を創出する上でも重要なことです。世界的には、世界的な金融緩和により過剰流動性の問題が注目されています。行き場を失ったマネーが、原油などの商品市場に向かっており、CRBインデックスが20年来の高値圏で推移するなど一次産品へのインフレ圧力になっています。日本のデフレが、日銀政策による過剰流動性輸出により、世界的な原油高、原材料高となり、それが逆輸入される形で、解消されようとしているかも知れません。このことで、量的緩和政策が、デフレを解消し、日本の実物経済に寄与したといえるのか疑問です。日本の所得が、原油等の原材料輸出国に移転するだけなら悲しい気がします。