山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

“忘れかけた日本”、国旗(日の丸)が帰趨を分ける選挙区。

2009-07-12 18:21:32 | Weblog
7.12PM3、山形市薬師町の護国神社前の交差点で自民現職・遠藤代議士が通行車両に向かっての街頭演説に出会った。
信号エリアであるために外演模様を確認できるだけで、演説内容などを聞き入ることはできない。
付添人が「たたき上げ!」の幟を手に側に立っているのが解かるだけだ。
何かもの足りない、青信号で幟が無ければ誰であったかも見過ごしてしまうだろう。
先日、古い知合いが幸福実現党の運動に係わっていると知り、山形駅西口での街頭演説(7.4)を聞きに行った。
知り合いに会うのが第一の目的で、次に幸福実現党なる政党(幸福の科学)を、まったく知らない者としてどんなモノかとわずかな関心があったからである。
初めて接した幸福実現党のマニフェストを一見して、ブログ子には非現実的と思える政策があったので深入りするものではないが、政策スローガンの幟とともに、国旗(日の丸)を掲げていたことが象徴的な印象を受けた。
無所属で衆院第一区から出馬予定の伊藤某にも通じることであるが、2~30代の諸派(幸福実現党)、無所属の二候補が、国旗(日の丸)を掲げて選挙運動を展開したならイデオロギーの残滓を背負った自民・民主両候補の隙をついた残票を獲得することも考えられるのではないか。
それが数千票なのかそれ以上なのかは分からないが、当落せめぎ合う両候補の集票に一針となるかも、と頭をよぎる。
敗戦後の結党では、日本自由党・日本民主党・日本社会党・日本共産党とすべて“日本”を冠に置き、イデオロギーは違えど国家を強く意識した政党活動を博した。
いま、漂流政局“忘れかけた日本”の舞台に清新な国旗(日の丸)を掲げた若い候補者たちの獲得票が、全学連・全共闘世代の有力候補の選挙戦の帰趨を分ける結果を導くのでは・・・と、気になる選挙区でもある。
民主党は、左翼リベラル勢力を抱えて、党大会でも国旗(日の丸)を檀上に掲げられない政党である。
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防衛省はいまだに財務省の植民地、自衛隊管理庁から脱却できず。

2009-07-12 11:18:07 | Weblog
防衛省はいまだに財務省の植民地なのだろうか。
次期防衛事務次官に財務省出身の中江公人官房長を充てる内定人事が発表された。
防衛省は、1950.8前身の警察予備隊本部発足から、保安庁、1954.7防衛庁など半世紀超を経て、2007.1に内閣府外局から独立した行政機関として念願の防衛省に昇格移行した。
2000.4には港区赤坂9から新宿区市ヶ谷駐屯地への本庁移転も完了。
旧ソ連の社会主義体制崩壊から東西冷戦構造は終焉を迎えたが、重しが取れたごとく多分化された世界各地の緊張状態は逆に増してきている。
日本の安全保障にとって、北東アジア(朝鮮半島)、中国・台湾海峡問題、中東周辺海域の海賊対策など緊迫する国際情勢のなかにある。
昨年秋の田母神俊雄航空幕僚長の(田母神論文)更迭問題では、内局(背広組)と制服組の防衛意識疎通の乖離が表面化して、国民視線からは防衛省の国防観に大きな危惧を持つこととなった。
今後さらに安全保障を巡る国会論議が増す防衛省の司令塔に、ソロバン勘定する中途出向組の(財務省内の出世競争から脱落した)財務官僚を防衛省文官トップに迎える霞ヶ関論理の人事には驚きと言わざるを得ない。
それを認める首相官邸サイドも同様とあらば、国防に対する見識を疑うもので、本来の国防の使命遂行が期待される今に至っても、相変わらずの“国防認識の欠如”の現れでもあろう。
さらには、次の次官候補(官房長)に、守屋前次官収賄事件で親守屋派として更迭(2008.1)された金沢装備施設本部長を復権させる人事にもなっている。
内定人事に見る防衛省の「国防使命と倫理感」から、これまでも揶揄されてきた“防衛省は自衛隊管理庁”から脱却できずを見る思いだ。
くしくも、朝鮮戦争勃発(1950.6)による国防の緊急対処策から創設された警察予備隊である。
現在最も想定される憂慮事態こそ、「(北朝鮮の)朝鮮半島情勢」であろうことから、浜田防衛相の内定人事に、国民の安寧につながるようには受け取れない。
防衛省はいまだに財務省の植民地、自衛隊管理庁から脱却できず。
(財務省の)ソロバン勘定で国防が達成できるなら、世界各国の先人たちが民族の誇りと生命を賭けた苦労などしない。
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