東野としひろ活動NEWS

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『すべての子供に温かな居場所を』(西宮市教育委員会人権教育研究委員会編)

2015-10-24 03:02:23 | 市議会活動
 私の同級生の長谷川久美子西宮市議会議員から、西宮市教育委員会の人権教育研究委員会が編集した『すべての子供に温かな居場所を』を紹介されました。早速、取り寄せて読んでみました。



 「気付いてください 身近にいるセクシュアルマイノリティの子供たち」という副題のつけられている『すべての子供に温かな居場所を』の冊子を読み、私自身自分のセクシュアルマイノリティについて未理解な部分があったため、目からうろこが落ちる気持ちになりました。
セクシュアルマイノリティとは、「これが普通」「こうあるべき」だと思われている「性についてのあり方」に当てはまらない人たちのことをまとめて指す総称です。



 冊子の中で、性別って男と女だけじゃないの?という問いかけで始まっています。そして、性別、性自認、社会的な性別、性的志向の4つの自己分析から順に説明していっています。「私たちの20人に1人はLGBT」だそうです。L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランジェンダー(生まれた時の性別とは違う性別で生きたいと望む人)
 LGBTの子供たちが直面する5つの困難と題して、自分が受け入れられない、自分が出せない、予期できない危険、生活自体が難しい、将来を展望できない現実を訴えています。



 そして、「こんなときどうする?Q&A」では、「子供からカミングアウトされたら、どうしたらいいでしょうか?」「この子は、セクシャアルマイノリティかもと気付いたら、どうしたらよいのでしょうか?」「保護者から、学校での対応を求められたら、どうしたらよいでしょうか?」「親へのカミングアウトを相談されたらどうしたらよいでしょうか?」との質問の回答が掲載されています。
 また、9人のセクシャルマイノリティの方々の作文(訴え)が掲載され、身近な問題であることが感じられるように工夫されています。
裏面では、LGBT関連の参考図書が紹介されています。
 『すべての子供に温かな居場所を』の冊子は、セクシャアルマイノリティについて、身近な問題として具体的にわかりやすく書かれていました。是非、多くの方によんでいただきたいと思いましたし、学校教育や社会教育で活用していただきたいと思いました。
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