東野としひろ活動NEWS

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兵庫県信用保証協会西脇支所

2013-01-24 07:13:15 | 産業・労働・雇用
 1月21日、新年のあいさつを兼ね、西脇市内の企業の状況を掴みたいと思い、兵庫県信用保証協会西脇支所の三村所長を訪ねました。



 三村所長は、平成24年度保証申し込み・承諾状況(24年12月末現在)の資料も用意して、詳しく説明してくれました。
 長引く景気低迷の中で、保証申し込み件数、承諾件数とも減少してきています。兵庫県全体では、前年比保証申し込み件数は91.1%、承諾件数は90.8%、金額は94.3%です。また、西脇支所管内(西脇市、小野市、加西市、加東市、丹波市、篠山市、多可町)では、前年比保証申し込み件数では76.6%、保証承諾件数76.6%、金額は75.3%です。
 兵庫県下に比べ、西脇支所管内では、約10%強も低くなっています。さらに、西脇支所管内でも、西脇市はさらにひどい状況です。保証申し込み件数は110件で前年度比70.1%、保証承諾件数は109件で前年度比69.9%、保証承諾金額は21億2千万円、前年度比63.3%です。
 西脇市の地場産業である播州織業界は、過去最低の生産量だといわれています。生産が落ち、後継者がいない中での高齢化が進んでいる状況ですから、新たな設備投資や融資を受ける状態ではありません。
 三村所長の話によると、現在急速に企業の2極化が進んでいるとのことです。業績の良い企業は、借り入れを極力しないように努力しています。また、信用保証協会を通じると、約1%の保証料(2%~0.45%)を支払わないといけないため、信用保証協会を利用しない場合が多くなっているようです。一方、業績の悪い企業は、現在受けている融資の条件変更を求めるのが精いっぱいで、新たな融資を受けられない状況だということでした。



 兵庫県信用保証協会では、新規の借り入れ先を開拓すべく、保証料を0.1%引き下げる『ひょうご新規応援保証推進キャンペーン』を昨年11月1日より今年3月29日まで始めています。ただ、景気低迷の折、借り手が多くないというのが現状のようです。
 昨年末の政権交代後、株価の高騰、円安の進行等、日本経済の見通しが少し明るくなったと報道されています。設備投資をしようと考えるほどの状況に、また中小企業や地方都市にも景気回復が進むことを願っています。
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