東野としひろ活動NEWS

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富良野市親善訪問(その2・FURANO MARCHE)

2014-08-02 06:06:16 | 市議会活動
 7月29日、中心市街地活性化事業として先進事例として以前から興味を持っていたFURANO MARCHE(フラノ・マルシェ)を見学してきました。
 フラノ・マルシェは、平成21年度経済産業省戦略的中心地商業活性化支援事業として取り組まれました。JR富良野駅前の商店街の衰退と富良野協会病院移転に伴う危機感から、商工会議所役員が中心となって民間主導による中心市街地活性化協議会が設立されました。



 無理な背伸びをせず現実的な目標値を掲げ、10年後・20年後を見据えたまちづくりを考えて計画づくりが行われたと聞きました。他市でよく行われるコンサルタントを使わず、自分たち自身の手で作成されました。
 富良野駅からの道路と国道の結節点にあたる協会病院跡地にフラノ・マルシェを建設しています。観光客の取り込み拠点を作り来訪者を増やし、まちなか観光の情報機能を充実させ、商店街と連携を促進しようとしています。



 そのため、多くの方が車でも来やすいように、駐車場の整備が行われています。小さな子ども連れの方も子どもが遊ばされる公園的な広場を中央に置き、広場を囲むように1階建ての建物が並んでいます。建物内には、ふらのまちづくり(株)の「富良野物産センター・アルジャン」、「スイーツカフェサポール」、富良野チーズ工房直営の「ジェラードふらの」、JAふらの直営の「農産物直売所・オガール」等が並んでいます。また、タウン情報センター・インフォメーションフラノが置かれ、アウトドア情報や飲食店情報、宿泊情報等、観光全般について専属スタッフが対応してくれます。


 建物が新しいこともあり、明るく親しみのもてる空間だということが実感できます。
 施設整備費は2億7982万円で、その内、国庫補助金は1億3046万円、金融機関貸付金1億4500万円、自己資金436万円です。ふらのまちづくり(株)の社長が、1億円を個人負債として借り入れをされているとのことでした。
 富良野市は直接的な補助を行わず、区画整理事業に参画し、幼保一元化を行う認定こども園をフラノ・マルシェの向かいに建設中でした。
 フラノ・マルシェは、平成22年にスタートし、順調に成長しているようです。その原動力は、企画段階での熱心な討議と参画者のしっかりとした決意があったからだと想像します。
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