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平成29年度市町村議会議員研修  『住民とのコミュニケーション―対話と受発信力の向上―』(その1)

2017-05-16 07:27:50 | 市議会活動
 4月20日・21日の2日間、全国市町村国際文化研修所(JIAM)で行われた平成29年度市町村議会議員研修『住民とのコミュニケーション―対話と受発信力の向上―』を、受講してきました。



 講師は、京都造形芸術大学副学長の本間正人氏でした。本間先生は、松下政経塾3期生だったそうですが、政治家の道ではなく教育者の道を歩まれたそうです。専門は、教育学に変わる自ら学ぶ「学習学」を提唱されています。
 本間先生は、軽妙な語り口で、立場・立場で話し方を変えられ、受講生を魅了していかれました。参加型で講義を進めたいと言われたとおり、2人1組での対話や4人1組でのディスカッションなど、講義内容と同様、コミュニケーションをとった講義の進行でした。
 講義の最初に、中国の皇帝が行う『聴政』について説明されました。皇帝は、民の声に耳を傾け、天の声を聴く。(天声人語)また、『廳』とは、皇帝が素直な心で聴く建物のことで、やがて庁になったそうです。庁舎は、市民の声を聴く所だと話されました。
 コミュニケーションが持つ3つの機能とは、①理解を増やすことであり、②フェイス・トゥ・フェイスが基本で人間関係に影響を与え、③信頼関係を築くことができる。



 次に、言語コミュニケーションのポイントとして、①相手の立場に立った分かりやすい指示、②急に指示するのではなく予告が大切、③相手に合わせて表現を変える、④何も問題のない時にも意識的にコミュニケーションをとる、⑤信頼の階段、⑥人を育てるために手を離すの6点を挙げられました。このポイントをつかむために、2人1組で伴歩(目の見えない人に語りかけながら一緒に歩く)の練習を行いました。
 続いて、傾聴のスキルを高めるためには、「あいづち、うなづき、くりかえし」であること、この3要素は、夫婦円満の秘訣でもあるそうです。質問のスキルを高めるためには、応えやすい質問から入り、映像が浮かぶように質問をすることだと話されました。質問のスキルを高める手法として、「ヒーロー・インタビュー」を行いました。
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