11月27日、加古川プラザホテルで、東播懇話会・北播懇話会共催の特別例会が開かれ、私も楽しみに参加してきました。楽しみというのは、経済評論家の内橋克人氏が『いま、世界で何が起こっているのかーマネー崩壊から食糧危機まで』と題した講演が聞けるからでした。
内橋氏は、神戸新聞の客員論説委員も務められ、8月26日付の『誰のための成長か問うとき』と題した論説を読み、ぜひ講演を聴きたいと思っていました。
内橋氏は、昭和32年神戸新聞社へ入社した時、先輩記者からジャーナリストの3訓、①自分の目で確かめる、②上(出世)を向いて歩く記者はダメだ、③攻める側にカメラを向けるな(弱者の立場に立て)を教えられたそうです。新保守主義(規制緩和を叫ぶ)やマネー至上主義には早くから警鐘を鳴らされてこられましたが、現在の金融危機のもとで内橋氏の主張はなるほどと納得させられることが多くありました。
アメリカ経済は、農業・製造業の占める割合が低下し、金融・保険・リース業などの実態を伴わない産業によって成り立ってきました。国民も、カードを多数持ち、所得以上の消費を行ってきました。その崩壊が、現在の金融危機を引き起こしました。新しく発足するオバマ政権は、社会的至上主義に向かっていくだろう、ヨーロッパは、中小企業を大切にするなどローカル化の思想があり、経済復興は早く進むだろう、その時、「取り残される日本にならないか」心配であると述べられました。このブログで、十分伝えられないのが残念ですが、ぜひ皆さんにも聞いていただきたい内容でした。
内橋氏は、最後に第2次世界大戦中にドイツで、ナチスに対抗した小説家エーリヒ・ケストナーの「本当の勇気」という言葉を引用されました。
内橋氏は、神戸新聞の客員論説委員も務められ、8月26日付の『誰のための成長か問うとき』と題した論説を読み、ぜひ講演を聴きたいと思っていました。
内橋氏は、昭和32年神戸新聞社へ入社した時、先輩記者からジャーナリストの3訓、①自分の目で確かめる、②上(出世)を向いて歩く記者はダメだ、③攻める側にカメラを向けるな(弱者の立場に立て)を教えられたそうです。新保守主義(規制緩和を叫ぶ)やマネー至上主義には早くから警鐘を鳴らされてこられましたが、現在の金融危機のもとで内橋氏の主張はなるほどと納得させられることが多くありました。
アメリカ経済は、農業・製造業の占める割合が低下し、金融・保険・リース業などの実態を伴わない産業によって成り立ってきました。国民も、カードを多数持ち、所得以上の消費を行ってきました。その崩壊が、現在の金融危機を引き起こしました。新しく発足するオバマ政権は、社会的至上主義に向かっていくだろう、ヨーロッパは、中小企業を大切にするなどローカル化の思想があり、経済復興は早く進むだろう、その時、「取り残される日本にならないか」心配であると述べられました。このブログで、十分伝えられないのが残念ですが、ぜひ皆さんにも聞いていただきたい内容でした。
内橋氏は、最後に第2次世界大戦中にドイツで、ナチスに対抗した小説家エーリヒ・ケストナーの「本当の勇気」という言葉を引用されました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます