東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

戦没者供養の盂蘭盆会法要

2015-08-17 05:01:38 | 地域行事
 8月15日の夜、私の地元の光福寺で、遺族会主催で戦没者供養の盂蘭盆会法要が行われました。私も、92歳の父の付き添いで参列しました。



 私の父は、大正12年生まれで、正規の徴兵検査を受けた最後の年齢になります。甲種合格で姫路連隊に配属され、すぐに満洲に送られ、終戦を迎えました。満洲の部隊は武装解除され、ソ連兵によりシベリアに送られました。シベリアで2年半抑留されましたが、父は幸い舞鶴港に帰って来ることができました。
 思い出したように、夕食時、シベリアで体験した厳しい生活のこと、餓死や凍死をした戦友のことをよく話していたことを覚えています。
 父は、毎年行われている戦没者供養の盂蘭盆会法要で、自身の戦争体験のことを話してきました。今年も、しっかりとした口調で、亡き戦友の悔しい想いを語っていました。そして、2度と悲惨な戦争をしてはいけないと結んでいました。92歳という高齢で、忘れることが多いのですが、戦争体験については正確に語っていました。
 遺族会の門上さんも、多くの方々の犠牲の上に今の平和な日本があること、背の平和を守ることが今を生きる私たちの役割であることを話されていました。門上さんが、元高校教師として、『教え子を戦争に送るな』という強い想いでいることを話されていました。



 岩本住職は、門上さんや父の語りを聴き、戦争で犠牲になった多くの方々の犠牲によって、今の平和な暮らしがあることを、『お陰様』という言葉の意味と共にはなされました。
 戦没者供養の盂蘭盆会法要は、参加者が少なかったのが残念でしたが、意義のある法要だと感じました。
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