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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



民主党代表小沢一郎氏の感覚でいくと、たとえばご本人に自宅から一軒空けたご近所で、散弾銃をぶっ放す人が住んでいても、同じ人が自宅の庭で発破の実験をする人であっても、警察にも届けなければ、警備員を配置するということもしないようだ。
世の中の「危ない犯罪者の皆さん」は是非、小沢氏の自宅周辺にお住み頂きたいと思うのである。
で、まずは手始めに、近々出所してくるであろう奈良県平群町の「騒音オバサン」から移り住んでいただきたいものだ。

昨日、民主党は北朝鮮の核実験は「周辺事態にあたらない」と判断した、と発表した。
だから、何かあっても自衛隊や海上保安庁は動いちゃいけないし、米軍との連携などもってのほか、というわけだ。

この民主党という政党は、自民党をお払い箱になった政治難民と、沈没していく日本社会党から脱出を図った政治難民によってそのほとんどが構成されている。
このうち、日本社会党はかつて、
「うちの娘が拉致されたみたいなんです。助けて下さい」
という一国民の願いに、
「北朝鮮は悪い国ではありません。そんなデマを流すのは『歴史を振り返らない』日本人の陰謀なんです」
みたいな意味合いのことを宣って、被害者家族を猫の子を追い払うように蹴り出した実績がある。
11年前の阪神淡路大震災でも、その自分の主張を通すためには国民の命も省みないという、政党スピリッツも遺憾なく発揮してくれた。
地震発生後、市民救出の為に己の被害も省みず出動準備を整えた陸上自衛隊伊丹駐屯地の自衛隊員達に「その必要なし」と出動命令をなかなか下さず被害を広げて、6000人以上の犠牲者と数十万人の被災民を生み出した。

そんな社会党難民とくっついている自民党難民だから、お互いの心意気はわかっているというところか。
海を隔てたとなりの国が、長崎、広島に落とされたのと同種の爆弾の実験をしても、「それは危険ではありません」となってしまうところが、この政党の怖いとこ。

この民主党のステートメントにすぐさま同調したのは社民党と共産党。
社民党は党員の大量離脱で倒産し、民事再生法で生き残った、いわば日本社会党の整理会社だから、同調するのはあたりまえ。
共産党は、その昔、己の意見を通すためには党内で殺し合いも辞さないくらいのネクラな政党で、なおかつ、20世紀の大実験「マルクス・レーニン主義」が崩壊したのに、未だに「共産党」と名乗っている稀代な人々の集まりだ。
ちなみに共産主義で成功した国は一つもないのがお気の毒。

ともかく、自民党以外に「国を守ろう」という意識のない我が日本の内政自体が、北朝鮮問題よりも深刻な、(自民党の)周辺事態じゃ、ないだろか、と思えるところも恐ろしい。

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